【経済学科】大学の学びが実社会でどのように活用されているか―日本最大の信用調査機関最である帝国データバンク研究員による講演会を開催
こんにちは。本日は、経済学科の林田元就 准教授から、実社会と大学での学びが結びつく非常に興味深い活動レポートをいただきましたので、皆様に共有させていただきます。(投稿は、経済学科FUKUDAI Magメンバーの崔です。)
経済学科では、授業の一環として、ビジネスの最前線で活躍されている実務家による講演を実施しています。私、林田元就が担当する「経済統計学Ⅰ」では、全15回の講義の中の1回を活用し、講義で学んだ経済統計の知識や分析手法が実社会でいかに活用されるのかを学生に具体的に理解してもらい、学習意欲やキャリア意識を高めてもらうことを目指しています。
今回は、日本最大の信用調査機関である株式会社帝国データバンクの窪田剛士主席研究員をオンラインでお招きし、「経済統計を身近なものに変える―なぜ企業はデータを発信するのか―」をテーマにご講演いただきました。
講演では、カレーライスを家庭で調理する際に必要な食材や光熱費などの価格を基に同社が独自に算出している「カレーライス物価指数」の解説と最近の動向を紹介いただきました。この事例により、統計データが日常生活と深く結びついていることを、具体的かつ分かりやすく示していただきました。
写真1. 講義の様子
また、学生達に関心が高い「初任給」に関する話題として、同社の「2026年度の賃金動向に関する企業の意識調査」等にも触れられました。その調査からは、初任給を引き上げる企業の割合が7割近くに達しており、人材確保や定着を目的として福利厚生の充実を図る企業も増えていることが分かったとのことでした。一方で、体力面に課題を抱える中小企業を中心に、賃上げに踏み切れない企業も一定数存在しており、企業間で格差が生じているという現実についても指摘がありました。
講演の最後には、窪田先生より「統計学や経済統計の学修を通じて、ニュースに出てくる数字をカレーライスや賃金のように、身近な生活につながっているものとして捉え、自分ごととして考える力を身につけてほしい」とのメッセージが送られました。
なお、受講後に実施したアンケートでは、多くの学生がこうした講演を「ぜひあった方が良い」または「あった方が良い」と回答したほか、「実務の最前線で活躍する方の話を直接聞くことができ貴重であった」、「統計が実社会でどのように活用されているのかを具体的に理解できた」といった声が多く寄せられました。今回の講演を通じて、学生達は講義で学びが現実の生活や企業の経済活動と密接に結びついていることを実感できたのではないかと思います。本学経済学科では,今後もこのような実務家による講演を取り入れるなど、理論と実践を結びつけた教育の充実を図ってまいります。
写真2.履修者アンケートの結果
学長から一言:経済学科の授業の中で実施されたゲストスピーカーによる講演は、素晴らしい効果があったようです。日頃ビジネスの現場で培われた豊富な経験や知識を実社会や身近な生活と結び付けた内容が受講生諸君に多大な刺激を与えたことは、授業後のアンケート結果によく表れています。ご協力くださった帝国データバンク主席研究員の窪田剛士様に私からも御礼を申し上げます。




