【海洋生物科学科】新入生が内海生物資源研究所見学ツアーに参加

【海洋生物科学科】新入生が内海生物資源研究所見学ツアーに参加

2025年4月26日(土)に新入生オリエンテーションの一環として、海洋生物科学科の1年生が内海生物資源研究所見学ツアーに参加しました。その様子を担任の山本知里講師が報告します。(投稿はブログメンバーの山岸)

 


因島にある内海生物資源研究所には海産魚類の飼育施設、マリンバイオセンター水族館、宿泊棟など、様々な設備がそろっています。1~3年生は実習で、4年生は卒業研究で研究所を利用しており、海洋生物科学科で学ぶ上で外せない施設です。所内ではどのようなことが行われているかを新入生に知ってもらうために、見学ツアーを行いました。

見学ツアーではクラス毎にわかれて所内を回ります。引率は学芸員養成課程を履修している4年生が担当しました。

1つ目の施設は、海産魚類の飼育施設です。ここではオニオコゼやシロギスなどが飼育されています。飼育施設は複数ありますが、40人以上が入っても余裕なほど大きな場所も。

養魚施設の紹介は片山貴士教授が担当しました。増養殖に興味をもっている1年生も多く、片山教授は早速質問攻めにあっていました。

オニオコゼの赤ちゃんの標本も展示されていました。大きく成長したオニオコゼからは想像もできないほど小さく繊細で、学生たちも興味津々です。

2つ目の施設はマリンバイオセンター水族館です。瀬戸内海の生物が飼育されているせとうち大水槽やタッチングプールなどがあります。水族館で飼育されている生物や施設について、学芸員を目指す4年生たちが紹介してくれました。

自由時間には学生たちが思い思いに水槽を見て回ります。先輩に熱心に質問する1年生もいました。

最後は実習室や宿泊棟などその他の施設の見学です。この日は天気も良く、ベランダからは因島大橋がきれいに見えました。目の前に広がる海岸では実習や卒業研究で魚類や海藻を調査したり、ベランダからは卒業研究でスナメリの観察をしたりもします。

あっという間に終わったツアーでしたが、実際の施設や海を見て、1年生がこれからの学びに更に興味をもつことができたなら良いと思います。

 

学長から一言:福山大学が誇りうる施設、因島キャンパスの内海生物資源研究所は、今回のツアーを通じて、新入生の皆さんのハートをグッと鷲づかみしたでしょうか。附属水族館の150トンもの水をたたえる大型水槽は国内の大学では本当に稀。しかも、同水族館の運営を将来学芸員を目指している学生がほぼ取り仕切っているのも更に稀。海産魚類の増養殖に関心のある諸君は、これからの学びと研究に大いに夢を膨らませてください。

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