【スマートシステム学科】全国学会で学生が発表!

【スマートシステム学科】全国学会で学生が発表!

第19回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2018)が、12月13日(木)~15日(土)の期間、大阪市の大阪工業大学梅田キャンパスで開催されました。今回の学会では、当学科から4年生の花見堂大輔さんが発表者として登壇し、発表しました。この様子を工学部スマートシステム学科フェイスブックはこちら)の伍賀が報告します。

スマートシステム学科4年生で、私の身体性ロボティクス研究室のゼミ生でもある花見堂さん、彼は第16回システムインテグレーション部門講演会(SI2015)第17回システムインテグレーション部門講演会(SI2016)にも参加しており、今回が3回目の全国学会での発表となります。今回の学会では、大会3日目の12月15日(土)に移動ロボット(3)のセッションにおいて、「ロボティックスワームを指向した実機小型ロボットの製作」という研究タイトルでの発表を行いました。この日のために花見堂さんは卒業研究を精力的に進め、ロボット製作やロボットのプログラミングを連日連夜頑張っており、学会当日は始発の電車で大阪へ向かい、なかなか大変なスケジュールとなってしまいました。

大阪駅前の学会会場に到着!

今回の学会発表では、プレゼンテーションとポスターを使ったインタラクティブセッションの両方の準備が必要となり、インタラクティブセッションではデモンストレーションを行うため、開発中の小型ロボットを持ち込みました。上の写真の大き目の紙袋の中にロボットが入っているのです。さて、会場に到着後は、発表プレゼンテーションのチェックをして緊張しつつセッションの開始を待ちます。

休憩室でプレゼン準備、やや緊張の面持ちかな?

プレゼンテーションは質疑応答の無いショートプレゼンテーションでしたが、持ち時間内に研究の要旨やPRポイントをしっかりと伝えることができていました。今回の研究では、群れで動くようなロボット(ロボティックスワーム)を作るために3Dプリンタや昨年から工学部棟に導入されたレーザー加工機を使用し、小型ロボットを製作するというもので、この後のインタラクティブセッションでは、実際に小型ロボットを展示するので見に来てください!とアピールを行いました。

ショートプレゼンで口頭発表

プレゼンテーション発表会場からフロアを移動し、ポスター発表のインタラクティブセッションの会場に。下の写真のように、ポスターの前に小型ロボットの実機を展示し、さらにこのロボットに搭載されているカメラからの画像を小型モニターに展示しています。このインタラクティブセッションでは、他大学の大学院生の皆さんや研究者の皆さんから多くの質問がありましたが、花見堂さんはきっちりと対応できていたようです。

研究内容の説明を熱心に行っていますね!

今回の学会は、ロボットやセンサなどの研究を中心に800件の発表がありました。毎年のことですが、非常に活況を呈していました。また、インタラクティブセッションの会場は下の写真のような混雑ぶりで、画面中央奥が花見堂さんの発表場所となっており、多くの人が興味を持って足を止めてくれているのがわかるかと思います。

冬場ですが、会場は熱気に包まれていました

この発表以外にも、今回の学会ではレスキューを題材としたロボットコンテストのセッションにおいて「レスキューロボットコンテスト・シーズ・ジャンボリー2018 in KOBE の実施報告」の題目で、スマートシステム学科1年生が取り組んでいるレスキュークローラキットと福山地区のジオラマを使った災害シミュレーションが紹介されました。また、触覚・力覚(4)のセッションにおいて「透明柔軟樹脂を用いた光学式触覚センサの性能評価」の題目で私の取り組んでいる研究を発表しました。

花見堂さんは、現在4年生で卒業研究に熱心に取り組んでいます。今回の学会発表で得た知識を卒業研究に役立てて、素晴らしい卒業論文が完成することを期待しています!

インタラクティブセッションも終わってほっと一息の様子。

 

学長から一言:花見堂君は、これまでも国際学会での発表や学友会執行部での活動など、学長室ブログに何度も登場してくれましたッ!もう4年生なのですねッ!この後の進路は、どうなっているのか、ちょっと気になりますねッ!今後どのように成長・活躍するのか、すっごく楽しみ!!!