【税務会計学科】令和元年度日商簿記検定試験で42人合格!

【税務会計学科】令和元年度日商簿記検定試験で42人合格!

 経済学部資格取得支援委員会では、令和元年度(2019年度)の1年間にわたって「絶対合格!日商簿記検定対策講座」(以下、対策講座)を開講しました。今回は、今年度の対策講座の結果について税務会計学科の坂内助教から報告いたします。(投稿は税務会計学科の関下)

 

 経済学部では、経済学・経営学を理解する上での基礎となる簿記(基礎簿記Ⅰ・Ⅱ)が必修科目として設定されています。そこで、本対策講座の目的は、学部必修科目である基礎簿記で得た知識の定着を図ることで社会人としての基礎力を養成し、かつ日商簿記検定試験3級に合格することにあります。

 経済学部では金融機関への就職希望者も多いことから、学生が将来を見据えて日商簿記検定試験の資格取得をすることには大きな意義があります。そのため、これまでも様々な取り組みを行いながら日商簿記検定対策講座を実施してきました。

 さて、今年度の福山大学の日商簿記検定合格者には、大きな変化が生まれました。そこで、今年度の日商簿記検定合格者に関する速報をお伝えしたいと思います。

 まず、合格者数の推移に関するグラフです。

 このグラフからも明らかなように、今年度の日商簿記検定合格者数は「42人」となり、合格者数は対前年度比で「233.3%」と2倍を超える結果となり、大幅な合格者増を達成しました。

 また、今年度合格者の級別の内訳は次のとおりです。

 今年度の日商簿記検定試験合格級の内訳は、1級が「1人」、2級が「6人」、3級が「35人」でした。前年度(2018年度)の日商簿記検定合格級の内訳が、1級「0人」、2級が「4人」、3級が「14人」であったことと比較すると、全ての級において1.5倍から2倍近くの合格者数の増加となっており、大きな成果を上げられたといえます。

 さらに、今年度の日商簿記検定合格者の学部別内訳は次のとおりです。

 このように、日商簿記検定試験の合格者は経済学部の学生が大多数を占めていますが、本対策講座では、経済学部のみならず他学部の学生にも広く門戸を開き、日商簿記検定合格に向けた入念な指導を行ってきました。こうした取り組みによって、今年度は「人間文化学部」、「生命工学部」、「薬学部」といった他学部からも合格者が生まれることとなりました。

 以上が速報の内容ですが、今年度は学生の努力もあり、本学における日商簿記検定合格者は大幅に伸びる結果になりました。さらに、検定試験合格者が特定の学部のみではなく全学的な広がりをもったことは、次年度への可能性を示唆するものです。

 本年度の日商簿記検定試験対策講座において、教育上の様々な取り組みを行ってきたことが、このような成果を残すことができた一つの要因であると考えられます。

 次回のブログでは、今年度の日商簿記検定対策講座で行ってきた教育上の取り組みと、今後の対処すべき課題について紹介したいと思います。

 

学長から一言:坂内助教の熱い思いが、画面から飛び出してくるようです。。。この熱さと指導技術がうまくマッチして、この成果が生まれたのでしょうねッ!学生の皆さんも、よく頑張りました!!!