【心理学科】広島県警委嘱「サイバー防犯ボランティア」が活躍中(第2弾)

【心理学科】広島県警委嘱「サイバー防犯ボランティア」が活躍中(第2弾)

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて起こる事件が多発している昨今、サイバー犯罪の防止のために学生が頑張っています!

皆さんこんにちは。心理学科のブログメンバー大杉です。心理学科のボランティア活動情報を一気にお伝えしていますが、今回は「サイバー防犯ボランティア」の活動(第2弾)です(第1弾はこちら)。心理学科の皿谷陽子助手より報告していただきます。

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近年、SNSを利用した事件に青少年が巻き込まれる事件が多発しているため、インターネット犯罪への対策が求められています。
心理学科では、犯罪心理学研究室(平伸二教授のゼミ)と捜査心理学研究室(大杉朱美講師のゼミ)の学生が、広島県警から委嘱を受けて活動している「サイバー防犯ボランティア」があります。

サイバー防犯ボランティアの主な活動は、

  1. 犯罪被害防止のための教育活動(防犯教室)
  2. 広報・啓発活動
  3. サイバーパトロール

です。
今回は、1の犯罪被害防止のための教育活動(防犯教室)の紹介をします。今年は2回、サイバー犯罪被害防止教室を開きました。

2019年7月8日@福山市立今津小学校

小学生4年生・5年生・6年生対象に「インターネットのルール」と題して防犯教室を行いました。

<学生が作成した講義資料の一部>

広島県警サイバー犯罪対策課からいただいた資料を小学生にわかりやすく説明するために、学生同士が意見を出し合い、作成しました。

むかえた当日、ボランティア学生の話にしっかりと耳を傾ける小学生の皆さん。
そして、最後の確認〇☓クイズは、どの学年も大盛り上がりでした!

こちらの教室の様子は、広島県警のHPにも掲載されています(こちらをご参照ください:福山大学サイバー防犯ボランティアによる今津小学校での防犯教室の実施)。

2019年11月19日@ゼノ少年牧場 あかつき

施設の利用者の方や職員の方に向けて「インターネットの適切な使い方」と題して防犯教室を行いました。

ここでは、大人の方用に資料を工夫し、インターネット利用の際のリスクがどのような犯罪につながるのかを詳しく紹介しました。

また、利用者の方や職員の方からは、様々な質問(こんな時どうしたらいい?や、こんなことがあったんだけど・・・?等)をいただき、ボランティア学生は自身の体験談や考え方を踏まえて質疑応答に答えました。

2度の犯罪被害防止のための教育活動(防犯教室)を終えた学生の感想を少し紹介します。

  • 「ネットのことなど、意外と自分たちが思っているより小学生の子たちが知っていたので驚きました。」
  • 「難しい言葉は使わないようにめちゃくちゃ考えましたが、6年生は意外に知識があると感じました。『クイズが、まだあるん』と言っていた児童もいたのでもうちょっと短くても良かったかなと思いました。」
  • 「インターネットのリスクばかり伝えてしまっていた気がしますが、インターネットはそもそも楽しく便利なものなので、次回はどのようにインターネットを使用したらリスクが減るのかを加えて伝えていきたい。」

防犯教室を実施して“おしまい”とするのではなく、今後の活動に活かそうする姿勢がとっても素晴らしいなと感じました。今後の福山大学心理学科サイバー防犯ボランティアの活動に期待大です!!

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どうしたらわかりやすく伝えることができるのか、学生一人一人が真剣に考えて実現した防犯教室です。参加してくださった小学生の皆さんや施設の利用者の皆さんだけでなく、学生自身にも大きな学びになったことと思います。

サイバー防犯ボランティアは、まさに今、この時代に求められる活動だと実感しています。引き続き、少しでも犯罪が減るように活動していきます!

 

学長から一言:心理学科の「サイバー防犯ボランティア」の活動は、タイムリーでとても有益な活動ですねッ!!!これからもしっかり地域活動をお願いします!また地域の皆様、このような活動を通して学生も成長させていただいています。。。ありがとうございます!