【薬学部】カリフォルニア州立大学の短期留学記。異文化の中で現地薬剤師とも交流。

【薬学部】カリフォルニア州立大学の短期留学記。異文化の中で現地薬剤師とも交流。

中国新聞キャンパスリポーターの道原あやなさん(薬学部3年生)が、自身の短期留学の体験記を綴ってくれましたので、薬学部の松岡が紹介します。(薬AI)

キャンパスリポーターの過去の中国新聞記事は、以下をご覧ください。
https://www.chugoku-np.co.jp/reporter/article/?category_id=480&page=1

福山大学国際交流Facebookページは、以下をご覧ください。
https://www.facebook.com/福山大学国際交流ページ-1404456056436336/

 


皆さんこんにちは!キャンパスリポーターで、福山大学薬学部3年の道原あやなです!

学長室ブログの記事を書かせていただいたのは、今回で3回目です。今年度に入って福山大学のキャンパスリポーターも増え、同志がたくさん集まり、なんだかとても嬉しいです。是非是非、キャンパスリポーターの活動に興味のある人はチャレンジしてみてください!私たちと一緒に福山大学の隠れた魅力をもっと発信していきましょう!!

以下は、過去のブログ記事です。
【薬学部】23年ぶりの卒業記念祝賀会の開催!2018.03.31』 
【薬学部】第8回府中学びフェスタで大活躍!2018.11.29』 

さて、今回は私が2年生の3月に3週間の『語学研修プログラム』に参加し、短期留学したことを報告したいと思います。留学先に選んだのは、アメリカ西海岸のサンマルコスです。この街はサンディエゴから約60km北上する場所に位置し、人物も気候も留学生の私たちに暖かい所でした。福山大学の留学生は、私と薬学部3年の山﨑せなさんの2人でした。

福山大学からサンマルコスへ留学する福山大学生は、私たちで2回目だそうです。私たちの留学はあくまで3週間の語学研修プログラムであるため、平日は『カリフォルニア州立大学サンマルコス校』へ通い、留学生として語学の授業を受けました。

留学前は初めての海外で、しかも英語があまり得意ではない私は不安で押しつぶされそうでした。
がっ、しかし!いざ飛行機に乗り込み、アメリカに到着すると同じプログラムに参加している他大学の日本人学生とも仲良くなり、ホストファミリーとも打ち解け合い、楽しい留学生活の始まりとなりました!!

私たちは同じプログラムの参加者とともに“グリフィス天文台”に行ったり、野生のアザラシと接近できる“ラ・ホヤビーチ”へ行ったり、様々な観光名所を巡りました!グリフィス天文台からは、あの有名な“HOLLYWOOD”の文字が見えました!ちょっと小さくて見えにくいですが、この文字を背景に写真を取りました。

ラ・ホヤビーチでは驚くほどの野生のアザラシを見ることができ、一緒に写真を撮ることもできたんですよ!でも、あまり近づきすぎると、あざらしに低い声で威嚇されてしまうのでご注意を。私は小さい頃からゴマアザラシが好きだったので、一緒に写真が撮れてとても嬉しかったです。

短期留学中は、ルームメイトの山﨑さんとともにホームステイで3週間お世話になりました。ホストマザーは天真爛漫とした人で、ホストファザーは優しく温かい人で、とても明るい家庭でした。
フィリピン系のアメリカ人の方で、日本米ではありませんでしたが、2日に1度は夕食に必ずご飯が出されます!海外では絶対にご飯が食べたくなると思い、レンジで炊ける保存用のご飯を持っていったのですが取り越し苦労でした。アメリカでは日本食は食べられないと考えていましたが、やはり多民族国家ですね。スーパーに行けば様々な国の調味料や食材がところ狭しと並び、もちろん日本食のコーナーもありましたよ!ホストマザーはそのようなスーパーで材料を調達して、豚肉中心のフィリピン料理を振る舞ってくれました。

ホストファミリーはとてもにぎやかな家庭で、ホストファザーの誕生日には友達を家へ招いてホームパーティーを開いていました。また、私たちが日本へ帰る2日前には、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドへ連れて行ってくれてくれました!ハリーポッターのアトラクションに乗ったり、ここでしか体験できない“スタジオツアー”への参加も…!スタジオツアーでは、ハリウッド映画の裏側をおもしろい解説を聞きながらバスツアー形式で体験できます。有名な映画の中に入ったかのような疑似体験ができるので、ハリウッド映画好きにはたまらない場所ですね!アトラクションに乗るまでの時間も、ホストファミリーと様々な雑談をして楽しい時間を過ごせました。

また、私と山﨑さんが薬学生だということで、コーディネーターの方の紹介により、現地で薬剤師として活躍されている大友千絵子さんとの食事の機会もいただきました。
日本で薬剤師になるだけでも大変なのに、海を渡ってもなお薬剤師として働いている千絵子さんは私たち2人にとって憧れの姿です!サンセットビーチの近くの飲食店で、おいしい料理をいただきながら様々なお話を聞かせていただきました。千絵子さんは、薬学生時代の出来事や日本とアメリカでの薬剤師の違いなど、私たちの素朴な疑問にも熱心に回答してくださいました。私たちの将来的な薬剤師像を考え直す良いきっかけにもなり、このような貴重な機会をいただけたこと、本当に勇気を出してアメリカへ来た甲斐があったと実感しました。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので、最初は不安でいっぱいだった留学生活も少しずつ慣れ始め、もう少しアメリカにいたいな…と思い始めた頃、お別れの時はやってきました。この3週間で培った力でプレゼンテーションの発表を行い、最後はお世話になった先生方から卒業証書を受け渡していただきました。「Congratulation!」と言われたときに、嬉しさとともにこの場所を去らなければならないんだという寂しさが襲ってきたのをよく覚えています。

卒業式の次の日の朝、私たちは3週間通った大学に集まり、車に乗り込んで空港へ向かいました。
出会ったばかりの頃は、お互いの理解が足りず、英語力、日本とは違う文化や環境、人間関係にたくさん悩みました。しかし、短期留学を終え、私たち6人は絆が深まり、この3週間が名残惜しくなりました。私たちは、“日本に帰ってもまた会おうね”と言いながらサンディエゴ国際空港の中へ入っていきました。

“海外へ留学に行く”と言うことは簡単でも、実際に行動できる人は少ないです。経済的な理由、海外への恐怖心、英語力など、留学を断念してしまう理由はたくさんあるからです。私も中学生のころから海外へ行ってみたかったけれど、様々な理由をつけては行かないという選択をしていました。しかし、大学生活を送りながら将来の自分を想像したときに、“今やりたいことを行動できない自分は社会に出ても今までの踏み出せない自分のままなんじゃないか?“と思ったのです。

私は短期留学を経て、日本にいたままでは出会えなかった人や考え方、たくさんのことを学びました。何度も英単語を間違えましたし、伝わらない気持ちもありましたが、そんな場面でこそ追い込まれた時の解決策を瞬発的に考えられるようになりました。もし、留学を考えている人がいるなら、是非将来の自分のために少しだけ勇気を出してみてはどうでしょうか?私はこの短期留学に行って、本当に良かったと思っています!

以上、中国新聞キャンパスリポーター福山大学薬学部3年、道原あやなからの報告でした!!


 

学長から一言:道原あやなさん、3週間の語学研修のためのサンマルコス留学記、とても面白く、楽しく読みましたよ!これで、一回り、また人間的に成長した感がありますねッ!!!日米の関係者の皆様に、感謝!感謝!感謝!