【薬学部】新任教員:ウイルス学に挑む小田康祐准教授の素顔に迫る
2026年度、福山大学薬学部に新たな教員が着任しました。今回は、ウイルス学を専門とし、病原ウイルスの増殖メカニズムの研究に取り組む小田康祐准教授に、松岡浩史教授がインタビューしました。(投稿は五郎丸です)
小田准教授(ニックネーム:おだだ先生)について、高校生クイズに挑戦した高校時代、大学で熱中したアメリカンフットボール、そして研究者を志したきっかけなど、研究だけではない教員の素顔にも迫りました。ぜひ、最後までご覧ください。

未来創造館と医療薬学教育センターの前にて
___________________________________
Q1. 高校時代は、どのような生徒でしたか?
目立ちたがり屋で、好奇心旺盛な高校生だったと思います。高校生クイズに参加し、仲間と作戦を立てながら挑戦しました。全国予選となる広島県大会は宮島で開催され、気づけば決勝まで進むことができました。赤いTシャツと赤いバンダナでチームの団結力を高めながら挑んだことが、今でも良い思い出です。
___________________________________
Q2. 薬学の道を志したきっかけを教えてください。
医療系の漫画やドラマで薬に興味を持ったのがきっかけで、薬学部に入りました。研究者になることを決めたのは、大学院進学後に行っていた「放線菌の薬剤耐性獲得に関わるタンパク質の立体構造解析」の研究がとても楽しく、やりがいを感じたからです。
___________________________________
Q3. 大学時代に熱中していたことを教えてください。
大学から始めたアメリカンフットボールに熱中していました。未経験からのスタートでしたが、仲間と切磋琢磨しながら練習を重ねました。ポジションはラインバッカーで、相手を止めるタックルが主な役割でした。このときのトレーニングの積み重ねのおかげで、仕事をこなす体力や打たれ強さが身につきました。

大学時代に熱中したこと
___________________________________
Q4. 大学時代に苦労したことや失敗した経験はありますか?
大学院生の頃、自分の頑張って考えた研究テーマが面白いのかどうかが分からず、自信を持って実験に取り組めずに苦労しました。この経験から、どのような研究テーマであっても、“自分の手で面白くする”という今の研究姿勢につながりました。
___________________________________
Q5. 趣味や休日の過ごし方を教えてください。
温泉が好きで、疲れがたまると、息抜きによく行きます。特に印象に残っているのは、和歌山県にある忘帰洞温泉です。洞窟の中から太平洋を眺めながら入る温泉は格別でした。カラオケも好きで、思い切り歌うことで気分転換しています。とても楽しそうに歌っているそうです。

和歌山県のアドベンチャーワールドにて

和歌山県の三段壁にて
___________________________________
Q6. 専門分野を教えてください。どのような研究に取り組まれていますか?
ウイルス学を専門としています。ウイルスはとても小さな存在ですが、自分だけでは増えることができず、感染した細胞の仕組みを利用して増えていきます。私は、風邪の原因となるヒトパラインフルエンザウイルスやセンダイウイルスなどの病原ウイルスが、体内や細胞内でどのように増殖するのかを研究しています。その仕組みを明らかにすることで、将来的には感染症の予防や治療につながる新しい抗ウイルス薬やワクチンを開発することが夢です。

センダイウイルスの電子顕微鏡画像

クリーンベンチで無菌操作

タンパク質の立体構造について、学生とディスカッション
___________________________________
Q7. 福山大学に着任されて、感じた印象を教えてください。
学生の皆さんも教職員も温かく、柔らかな雰囲気があると感じています。学生さんは素直で礼儀正しく、思いやりをもった学生が多いと思いました。
___________________________________
Q8. 研究室の学生と一緒に挑戦してみたいことや目標を教えてください。
学生と一緒に学会発表に挑戦したいです。特に国際学会での口頭発表は、自分たちの研究成果を世界に発信できる貴重な経験になります。さらに、学生と協力して研究を進め、成果を論文としてまとめることも目標です。研究を通して、知識や技能だけでなく、粘り強く考え抜く力も育み、社会で活躍できる人材に成長してほしいと願っています。

IUMS国際学会で発表(シンガポール開催)

夜のシンガポール。マーライオンと全力で記念撮影
___________________________________
Q9. 薬学を志す皆さんへメッセージをお願いします。
ただ漠然と薬剤師になることを目標にするのではなく、薬剤師になってからどのように活躍したいのかを具体的にイメージしてください。早めに計画して実行に移し、将来を大きく羽ばたけるように準備をしましょう。

___________________________________
いかがでしたか? 今回のインタビューでは、小田准教授に気さくにお話しいただきました。
研究に真摯に向き合いながらも、高校生クイズやアメリカンフットボールなど、さまざまなことに挑戦してきた小田准教授。高校や大学時代の経験が、現在の研究や教育への情熱につながっていることがよく伝わってきました。
福山大学薬学部では、このような個性豊かな教員が、学生一人ひとりの学びと成長をサポートしています。オープンキャンパスや大学行事などで、小田准教授(ニックネーム:おだだ先生)を見かけた際には、ぜひ気軽に声をかけてみてください。
研究者情報はこちらから → 小田康祐准教授
研究室一覧はこちらから → 福山大学薬学部 | 研究室一覧
将来、皆さんが小田准教授とともに、研究や学びに挑戦する日が来ることを楽しみにしています。
学長から一言:薬学部の新任教員の小田康祐准教授、福山大学へようこそ! ウイルス学が専門で、学生時代にアメフトで鍛えたタフガイとは頼もしい。地球のあちこちで見られる人間同士が争っている場合ではなく、先年のコロナ禍で経験したように、未知の新種も含めて、ウイルスとの戦いこそ人類にとって最も深刻な問題になると予想する人もいます。是非とも本学で画期的な対処法の発見につながる研究を進めてください。応援しています。




