【薬学部】学生が挑む“まちの健康サポート”(副専攻科目:地域に学ぶセルフメディケーション)
福山大学の学際的副専攻「瀬戸内の里山・里海学コース」に位置づけられている共通教育科目「地域に学ぶセルフメディケーション」の活動内容について、薬学部の中村徹也講師からの報告です(投稿は五郎丸です)。
福山大学の学際的副専攻「瀬戸内の里山・里海学コース」は、共通教育科目(地域学)と4学部の専門教育科目から構成される学部横断型・文理融合型のコースです。このコースでは、福山大学が位置する備後地域や瀬戸内地域の経済、歴史文化、そこで持続的に暮らしていくために必要となる自然との共生について幅広く学びます。そして、修了要件が満たされれば、卒業時に所属学部の修了証書に加えて、副専攻(瀬戸内の里山・里海学コース)の修了証書が授与されます。
福山大学 | 副専攻について
このコースの中でも特に人気があるのが、教室を飛び出し、地域の人々と学び合う授業が展開されている「地域に学ぶセルフメディケーション」という1年次開講の共通教育科目です。この授業には、薬学部教員9名(杉原教授、田中教授、小嶋教授、竹田教授、松岡教授、大西准教授、上敷領准教授、広瀬講師、中村講師)と心理学科教員1名(日下部教授)が担当しています。
授業の受講者には、これまで、薬学科、心理学科、健康栄養科学科、生物科学科、海洋生物科学科、メディア・映像科学科、建築学科、情報工学科、経済学科など、幅広い分野の学生が共に学んできました。学生たちは、セルフメディケーションに関わる講義で知識を深めるとともに、地域の健康イベントやフィールド活動にスタッフとして参加し、薬や食、運動、そして“自分の健康を自分で守る力”について体験的に学びます。

地元自治体や薬剤師会、地域包括支援センターなどが開催するスポーツや健康に関するイベントにボランティアとして参加し、スポーツ体験、体力測定、血圧測定や骨密度測定の補助、健康相談の受付、セルフメディケーションに関する展示などを担当します。
10月13日(月)は、「ふくやまスポーツフェスティバル(場所:エフピコアリーナ)」に運営スタッフとして参加してきました。

10月19日(日)は、「健康ふくやま21フェスティバル(場所:ポートプラザ日化)」に運営スタッフとして参加してきました。

授業で学んだ「地域で支える健康づくり」「体力づくり」「栄養素」「生活習慣病の予防」「OTC医薬品の正しい使い方」などの知識が、現場で生きた学びに変わる瞬間です。
この授業では、“健康づくり”を考えるワークショップも行われます。学生同士が学部学科の垣根を超えて意見を交わすことで、多角的な視点から健康をとらえる力が養われます。

担当教員からのメッセージ:
「薬や医療だけでなく、“地域”という現場を通して健康を考える力を身につけてほしい。その経験が、将来どんな職業に就いても、社会の健康づくりに貢献できる力になると信じています。」
学長から一言:共通教育科目「地域に学ぶセルフメディケーション」は、自分自身の健康に各人が責任を持ち、軽度な身体の不調を自分で手当することを目指し、しかも地域との連携の中でその意識を高め、実践するのが授業のねらい。今年度も薬学部生だけでなく、他学部の学生も一緒になって地元の催しに積極的に参加し、さまざまなイベントの運営に関わることも含めて、学びの巾を拡げたようです。皆さんの頑張りを讃えたいと思います。




