【ニュース】文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」に福山大学が採択されました

  平成29年度文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」に福山大学の「瀬戸内海 しまなみ沿岸生態系に眠る多面的機能の解明と産業支援・教育」が採択となりました。5年をかけ、備後圏域を中心とした里海の生態系を解明し、豊かな自然を次世代に維持すると共に、その中で暮らす私たちの暮らしを豊かにするための様々な研究、教育を行って社会に還元します。

  福山大学では大学ブランディング戦略として、備後地域の産学官民連携を推進し、地域の教育資源を最大限に活用して人間性を高め、地域を愛し、地域で活躍し、地域から国際社会につながる「未来創造人」を育成するという方針を策定しました。その中で研究としての本学ブランドイメージを確立するため全学で取り組む研究プロジェクト「瀬戸内の里山・里海学」を立ち上げ、精力的な研究活動を行っています。今回、「瀬戸内の里山・里海学」の中から、しまなみを中心とする里海の生態系にターゲットを絞り込んで文部科学省の「私立大学研究ブランディング事業」に応募し、採択されました。本事業は、研究を通じて大学のブランドイメージを定着させ、大学の地位向上を図るというもので、地域の経済・社会、雇用、文化の発展に寄与する研究を行うタイプAに応募し採択されました(申請校123校、採択校33校)。

  福山大学の所在する福山市は瀬戸内海のちょうど中央に位置し、東西から流入する潮が合流する干満の差が瀬戸内海で最も大きい特有の自然環境を持っています。また、島が多く典型的な多島海「しまなみ」を有することから、他地域と比較して沿岸域が顕著に多く、藻場や干潟が発達し、これらの生態系は比類ない地域の特色となり我々に豊かな環境を与えてくれています。この生態系を先端技術を用いて解明して様々な機能を洗い出すことで、新産業の創出のための知見を獲得し、備後圏域の産業の活性化や島の過疎化改善を目指すものです。

《リンク》文部科学省:私立大学研究ブランディング事業

 


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