【☆学長短信☆】No.142 私も卒業します!

 201061日より20153月末まで学長を務め、ここで終わるはずのところ、まだ学内の諸整備が十分でない、あるいは何の成果も上げていない、との法人の判断でしたのでしょうか、いわば留年となり、以来2年おきの再任の任期満了の都度、単位不足で留年を重ねてきましたが、この3月末でようやく私も学長を卒業させていただけることになりました。この間いろいろありましたが、学長として一番誇らしく思うのは、様々な学生が様々な分野で多彩な活動を繰り広げ、この学長短信の私の駄文の後を、「学生のすばらしい活躍」として毎月彩るようになったことです。それは私の最高の喜びです。そのような学生たちの活躍や学長室訪問を記事の中心にした学長室ブログも、本学の素晴らしい財産だと思っています。

 教職員の皆さんも、本当によく一致協力して事に当たり、決して多いとは言えない人数で、教育、研究、大学運営に力を尽くしてくださいました。心から感謝します。また、松浦副学長(最後の1年は学長顧問)、冨士副学長、大塚副学長(後半の5年間)、そして学長補佐と事務局長の学長室メンバーの皆さんには、それぞれの得意分野を中心とした誠心誠意の活動により支えていただき、私は本当に人に恵まれた学長でした。ありがとうございました。

 法人との関係については・・・この面での苦労は、最初の10ヶ月でその後の10年分を前払いさせていただきました。後の10年間、力不足の学長を、忍耐強く指導し支えてくださった故清水厚実前理事長と鈴木省三現理事長には、感謝の言葉もありません。その結果、法人と教学の関係は、それぞれの使命・役割をお互いに尊重しながら協力し合うという、理想に近いものになったのではないかと思います。昨年12月に竣工し、先日オープニングした「未来創造館」については、学長短信No.138139で松浦学長顧問が詳述しましたが、法人と教学のそのような協力関係の結晶でもあると思っています。

 来年度からの新しい教学体制の下でも、この協力関係が引き続き維持されて、さらなる本学の飛躍につながることと信じています。

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ところで学長短信は、牟田泰三前学長が、構成員とのコミュニケーションツールあるいは大学から外への発信ツールとして始められたもので、私が牟田先生の後を受けて学長になったとき、「役立つので、必ず継続するように」と、厳命されました。私も牟田先生に習って、次の学長に「続けてはいかがですか」と、提案したいと思います。

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 これで、私からの学長短信は終わりです。長い長い間のおつきあい、ありがとうございました。