【プレスリリース】福山バラ酵母で日本酒の醸造を開始!

 福山大学で開発したバラ酵母を用いて、(株)天寶一で日本酒の醸造を始めます。

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 福山大学は、研究成果有体物提供契約(MTA)に基づいて、(株)天寶一に福山バラの酵母を提供します。

 (株)天寶一では、この福山バラ酵母を用いて、新しい日本酒造りに取り組みます。福山産のバラから分離した野生酵母が醸し出す地域特有の日本酒を地元福山から発信していきます。ご支援ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

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【福山バラ酵母について】

 福山市は、市の花をバラに選定し、100万本のばらのまちをテーマとしてさまざまな企画を展開しています。

 さらに、2025年には、世界バラ会議福山大会の開催も決定しています。

 福山大学生命工学部生物工学科の久冨泰資教授のグループは、2013年より福山市と産業界の橋渡しのモデルとして、福山バラの酵母プロジェクトを開始しました。また、福山市で栽培された50品種のバラの花から1,300株を超える野生酵母を分離して、発酵性の高い酵母の選別とバイオに関する研究を着実に進めてきました。地域活性化を推進する産学官連携の成果として、これまでに福山大学ブランドである「さんぞうの赤ワイン」、「備後ワイン」、「ホシノ薔薇酵母パン種」を地元福山から全国に向けて発信してきました。

 このたび、福山市で栽培された真紅のバラ(ミスターリンカーン)から分離したリンカーン酵母が日本酒醸造にも高い適性を持つことを明らかにしました。そこで、地元唯一の清酒蔵元である(株)天寶一にリンカーン酵母を提供し、地域特有の日本酒を醸造して、社会に発信することにしました。

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【福山バラ酵母の受け渡し式へのお誘い】

 ●日時:2020年11月24日(火)11:00~

 ●場所:福山大学15号館3階 特別閲覧室

 ●行事:福山大学から(株)天寶一への福山バラ酵母の提供


☆本件に関する問合せ先☆

【担当者】久冨泰資(生物工学科)

【電話番号】084-936-2111 

【FAX】084-936-2023

【E-mail】hisatomi@fukuyama-u.ac.jp