【学長からのメッセージ】福山大学の学生・院生の皆さんへ(4)

 学生、院生の皆さん、元気に過ごしていますか。

 新型コロナウイルス感染症の第一波は、全国的に収束傾向にはなってきたようです。5月25日には、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言がすべての都道府県で解除されました。本学も6月22日(月)から対面授業を主とした授業形態に切り替える予定で、準備に入ります。遠方の自宅等に帰省している学生さんは、本学のホームページに掲載されている6月1日付けの「対面授業開始(6月22日)に向けた準備、計画について」に従って、所定の時期に通学地の下宿等に移動しましょう。

 皆さん、臨時休業中の健康管理と行動調査票は、毎日記入して、送信していますか。大学キャンパスでの対面授業に出席するには、それ以前の2週間の健康調査で異常がないことが必須条件です。記入を忘れている人は、今日から早速実行しましょう。

 女子寮に入寮する学生さんは、より詳細な健康調査票に毎日記入していることと思います。さらに別途案内が行きますので、それに従って行動してください。

 また、6月1日以降は、教員の許可があればキャンパスに入構することができます。卒業年次生や大学院生等の中には、6月22日以前に登校したい、という人もいるでしょう。指導教員や担任等に相談してください。逆に、6月22日以降も、たとえば「持病があって、まだ登校が不安だ」というような人も、指導教員や担任等に相談してください。対応策を考えます。

 大学も、対面授業開始に向けて、文部科学省の「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~学校の新しい生活様式~」にもとづき感染防止策を行いますが、皆さんも、登校に際しては、朝必ず体温を測って平熱であることを確認し、マスクを着用し、大学に来ても以下の点に十分気をつけて行動しましょう。

 1)マスクを外さないこと。

 2)こまめに手洗いや消毒を行うこと。

 3)換気の悪い密閉された空間に長く留まらないこと。

 4)多人数で集まったり、少人数でも近い距離で集まったりすることを出来るだけ避けること。

 5)他者と話す場合、出来るだけ正面を向き合わないようにすること。

 また、休業要請がなくなり、多くの飲食店や店舗が営業を開始しますが、三密の場所への出入りは引き続き自粛しましょう。そして三密のそろうアルバイトも避けましょう。新型コロナウイルス感染症は決して終息してはおらず、ちょっと収束(休息)しているだけ、と思って用心深く賢く行動しましょう。

 最後に、政府による「学生の“学び支援”」についてです。「新型コロナウイルス感染症に懸かる影響を受けた学生等に対する経済的支援」については、ゼルコバや大学ホームページでご存じと思いますが、手続き等でよく分からないことがあったら、遠慮なく学生課に相談してください。新型コロナウイルス感染症によって経済状態が悪化し、修学が困難になっている学生さんがおられるかもしれませんが、学業継続を決して諦めることなく、このような制度を利用して、がんばってください! お願いします。

 

令和2年6月1日

学長 松田 文子