対面授業開始(6月22日)に向けた準備、計画について

令和2(2020)年6月1日

 

 学 生 各 位

 

                                         福 山 大 学    

 

 福山大学においては、新型コロナウイルス感染症の影響拡大を懸念し、令和2年5月7日から遠隔授業により学生の皆さんへの授業を行っております。一方で、本学としても学生の皆さん同様、一刻も早い対面授業への移行を望んでいるところです。

 この度、5月25日に政府対策本部において「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」が変更されました。これと共に広島県の対策本部長である県知事から学長宛に、新たな感染拡大防止に向けた取組について通知がありました。

 これらのことを受け、福山大学では6月1日以降対面授業の再開に向けて準備することとし、今後政府等の対応に変更がない限り、6月22日(月)から対面授業を主とした授業形態を開始するよう次のとおり計画を進めております。

 

〇第1段階(6月1日から18日まで):対面授業開始準備期間とします。

実家等大学通学圏外に在住している学生(ただし、5都道県(北海道・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)に在住の学生を除きます。)は6月1日以降、大学近辺の下宿先等に帰ってきてもらうことが可能です。5都道県に在住の学生は6月19日以降に移動するようお願いします。前期卒業予定等特に必要がある人は,大学として事前に必要性等を確認した上で入構を認めます。

 学生の皆さんは、引き続き遠隔授業の受講と共に毎日の「臨時休業中の健康管理と行動調査票」への記入と送信を確実に行ってください。

〇第2段階(6月19日から6月21日まで):前段階に引き続き対面授業開始準備期間とします。

5都道県に在住の学生の皆さんは、6月19日以降に通学準備のため大学近辺の下宿先等に帰っていただき、対面授業開始(6月22日)に備えてください。なお、その際下宿先等に帰る前の2週間、「臨時休業中の健康管理と行動調査票」への記入と送信を必ず行い、健康状態に異常がないか確認したうえで移動してください。

 学生の皆さんは、引き続き遠隔授業の受講と共に毎日の「臨時休業中の健康管理 と行動調査票」への記入と送信を確実に行ってください。

〇第3段階(6月22日から):今後政府等の対応に変更がない限り、対面授業を主とした授業形態を開始します。(一部の遠隔授業は継続して行います。)

 

 なお、先程の広島県の対策本部長である県知事からの通知(5月29日付け)には、学生の登校に至るまでの健康観察についての記載があることから、この内容に沿った本学の対応について改めてお伝えします。

 広島県外等、現在通学圏内から離れた場所(5都道県を除く)に在住する学生の皆さんについては、6月1日以降対面授業開始までに大学近辺の下宿等に帰るなどの対応をお願いします。5都道県在住の学生の皆さんについては、上記の「第2段階」に記載しましたとおり6月19日以降の移動をお願いします。何れの場合にも、学生の皆さんは、県外自宅等から大学近辺に帰る前少なくとも14日間、外出を自粛しつつ、感染予防の観点から「臨時休業中の健康管理と行動調査票」への記入、送信を行い健康状態等に異常がないことを確認してください。この調査票への記入、送信が確認できない人については、対面授業への出席を認めないことがあります。また、大学近辺への移動後も引き続き記入、送信を行ってください。

 大学としては、以上の対応を行うことを考えておりますので協力をお願いします。また、対面授業開始に向けて大学内の感染予防対策をさらに進めるとともに、これからの授業の進め方等について、学生の皆さんに必要に応じきめ細かくお知らせしていくこととしております。

 本学としては、今後とも学生各位の「学び」を遅滞させることなく、修業年限での卒業を可能とするため、夏季等の休業期間中における授業の実施、より効果的な授業実施のための工夫、実験・実習等の可能な範囲での延期、代替等の緊急措置への取組みを行います。このような緊急措置を行う場合であっても、卒業認定や単位認定の際に求められる、授業や学修の質を確保し、通常の授業と遜色のない教育効果を目指し、施設設備の維持も図りつつ出来得る限りの努力・工夫を払って参ります。これらについての学生の皆さんの理解と、さらなる向学意欲に期待しております。

 また、学生の皆さんには、引き続き一人の無防備な行動が感染拡大の危険を高めることを、一人ひとり自覚していただき、本学の示す注意事項、公的機関から公表された感染防止の3つの基本「①身体的距離の確保,②マスクの着用,③手洗い」や「3密(密集・密接・密閉)」の回避などの感染防止対策の徹底を図る、「『新しい生活様式』の実践例」を実践するなど予防対策を遵守されるよう願います。

                                             以上