政府の「基本的対処方針」変更(5月14日)を受けての本学の対応について

令和2(2020)年5月18日

 

 学 生 各 位

 

                                                       福 山 大 学

 

 福山大学においては、新型コロナウイルス感染症の影響拡大を懸念し、令和2年5月7日から遠隔授業により学生の皆さんへの授業を行っております。一方で、本学としても学生の皆さん同様、一刻も早い対面授業への移行を望んでいるところです。

 この令和2年5月14日には、政府対策本部において「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」が変更され、広島県は他の38の県と共に緊急事態措置が解除されました。これ受け、広島県対策本部では、「新型コロナウイルス感染拡大防止のための広島県の対処方針」を作成公表しております。この対処方針の中で、県民に対し「緊急事態宣言が発令されている都道府県への人の移動は厳に避けること。また,その他の都道府県についても,不要不急の移動は避けること。」との要請が行われております。

 このことから、本学としては広範囲にわたる地域から集った学生が本学で学んでいることを考え、都道府県間の移動に制限がかけられている現在、各学生への平等な教育の機会提供という点等から、速やかな対面授業の開始の判断はできないものと考えております。

 このため、学生の皆さんには引き続きになりますが、当面の間遠隔授業等により学業を続けていただきますようよろしくお願いいたします。これに伴う今後の授業の進め方等につきましては、随時皆さんにお知らせします。

 おって、政府の対応が今後さらに緩和の方向に向かうことになれば、本学としても直ちにそれに応じた対応方針を定め、速やかに学生の皆さんに連絡をする予定です。それまで毎日の「臨時休業中の健康管理と行動調査票」への記入と送信も忘れないようにしてください。このことも本学としてキャンパスでの授業開始を判断するうえで重要な参考資料となります。

 本学としては、今後とも学生各位の「学び」を遅滞させることなく、修業年限での卒業を可能とするため、夏季等の休業期間中における授業の実施、より効果的な授業実施のための工夫、実験・実習等の可能な範囲での延期、代替等の緊急措置への取組みを行います。このような緊急措置を行う場合であっても、卒業認定や単位認定の際に求められる、授業や学修の質を確保し、通常の授業と遜色のない教育効果を目指し、施設設備の維持も図りつつ出来得る限りの努力・工夫を払って参ります。

 また、学生各位においては、引き続き一人の無防備な行動が感染拡大の危険を高めることを、一人ひとり自覚していただき、本学の示す注意事項、公的機関から公表された「新しい生活様式」を始めとした感染予防対策を遵守されるよう願います。

                                           以上