ゴールデンウィーク期間の過ごし方:接触機会を減らすポイント

福山大学危機対策本部

 新型コロナウイルス感染症は、まだ感染者が新たに確認されている状況にあり、広島県内の感染確認は累計で148人、福山市で22人となっています(4月26日現在)。政府は4月16日に緊急事態宣言を7都府県から全都道府県に拡大しました。実施期間は5月6日までとしています。そして、この期間の不要不急の帰省や旅行に関して、都道府県をまたいで移動することを絶対に避けるように強く要請しています。

例年、4月末からのゴールデンウィークは、爽やかな気候のもと、行楽地を訪れたり、仲間と旅行や部活動で時間を長く共有したり、帰省して家族のもとで過ごしたり、人々が集まる場所への移動が多くなる時期です。しかし、現在の緊急事態宣言下では、例年のようなゴールデンウィークの過ごし方は避けなければならない状況です。本学も4月9日からの前期授業開始を延期して、5月7日からの前期授業開始を遠隔授業で実施することを決定しました。既に、「オンライン教材等を用いた遠隔授業の開始についてのご連絡」の文書を郵送、教科書の購入についても案内をしています。どうか、皆さん、4月末からのゴールデンウィークの期間中、現在いる場所に留まり、できるだけ自宅で過ごすようにしてください。そして、5月7日からの遠隔授業開始に向けての準備や事前課題に取り組んでください。

政府は、 5月6日までに接触機会の低減に徹底的に取り組めば、事態を収束に向かわせることが可能であると考えて、最低7割、極力8割程度の接触機会の低減を目指すことを国民に要請しています。そして、新型コロナウイルス感染症から、自身と身近な人の命を守るための、人との接触を8割減らす、10のポイントを下記のように挙げています。
①ビデオ通話でオンライン帰省
②スーパーは1人または少人数ですいている時間に
③ジョギングは少人数で、公園はすいた時間、場所を選ぶ
④待てる買い物は通販で
⑤飲み会はオンラインで
⑥診療は遠隔診療
⑦筋トレやヨガは自宅で動画を活用
⑧飲食は持ち帰り、宅配も
⑨仕事は在宅勤務
⑩会話はマスクをつけて

「人との接触を8割減らす、10のポイント」
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000624038.pdf

新型コロナウイルス感染症の感染拡大が収束し、安全な環境が確保され大学キャンパスにおける通常授業を開始できる時期が必ずやってきます。通常授業が可能と判断した時点で、遠隔授業から面接授業への切り替えを行いますが、その際には2週間前までには皆さんへ連絡をいたします。その連絡を受けた後、帰省されている皆さんは、大学へ通学する住居に速やかに戻ってください。そうすれば、自宅待機で遠隔授業を受けながらの2週間の経過観察期間が取れます。このようにして、全員の健康状態を確認してから、通常授業を開始する予定です。そのためにも、全員、毎日の「健康管理と行動調査票」の提出を怠らないようにしましょう。

現在の事態を収束させるためには、接触機会の低減に徹底して取り組むことが重要です。再度、お願いいたします。4月末からのゴールデンウィークの期間中、現在いる場所に留まり、できるだけ自宅で過ごすようにしてください。そして、5月7日からの遠隔授業開始に向けての準備や事前課題に取り組んでください。

最後に、手洗い及び咳エチケットの徹底、「換気の悪い密閉空間」「多数が集まる密集場所」「間近で会話や発声をする密接場面」という3つの「密」の回避、十分な睡眠・栄養による健康管理にも、これまで通り努めてください。教職員一同、皆さんと大学キャンパスで過ごせる日が、一日も早く来ることを心から待ち望んでいます。