【学長からのメッセージ】福山大学の学生・院生の皆さんへ

 福山大学は、4月9日から5月6日の間、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、臨時休業とすることとなりました。臨時休業中は、学生・院生の皆さんは基本的に出校禁止です(皆さんの福利厚生に伴うことなど、例外的に出校をお願いするときはゼルコバ等でお知らせします。それ以外で、どうしても出校する必要がある場合は、学部生は担任に、院生は指導教員に相談してください。やむを得ない事情と判断された場合には出校を許可することがあります)。

 新入生の皆さんにとっては、入学していきなり大学の扉が閉じられる事態となり、とても残念なことと思います。教職員も学生の皆さんと教育活動、地域連携活動、研究活動等々を共にすることをとても楽しみにしていましたので、とても残念です。しかしながら、現時点では、新入生を含めすべての学生・院生の皆さんには、現在の新型コロナウィルス感染症予防に対して社会全体が総力を挙げて対応している状況を理解し、まずはそれに率先して協力し、一刻も早くこの感染症の収束に向かうよう、国を挙げての対策に協力しましょう。臨時休業期間中も、密閉された空間、人が密集する場所、人と密接に応対する状況を避け、不要不急の外出は控え、とりわけ夜の外出は自粛し、できるだけ自宅等で過ごすようにしましょう。体調の優れないときなどはとくに気をつけましょう。皆さんの自重した行動が、皆さんの健康を守るうえで重要なだけでなく、社会全体を新型コロナウィルス感染症の拡大から守り、この感染症の収束を早め、福山大学の授業再開につながることになります。
 毎日の「臨時休業中の健康管理と行動調査票」への記入と送信も忘れないように。万一、新型コロナウィルスの感染が疑われるような場合は、3月26日に大学からゼルコバ配信した「新型コロナウイルス感染症の予防と健康管理について」に従って対応し、担任(学部生)や指導教員(院生)への連絡もお願いします。
 
 臨時休業中の教育活動については、勉学の指示が担任等からあるかもしれませんが、学生・院生の皆さんも、この機会を捉えて、自主的に読書や語学修得等の学びを自宅で試みてはどうでしょうか。なお、今後の必要な授業日数の確保、今後の補講等の計画等、学業に遅れの生じないように、対応を順次考えていきますので、その点は心配しないでください。ただし、夏季休暇等はかなり短くなるでしょうから、そのつもりで。

 また、今後の状況によっては、本学の対応を変えることもあります。ゼルコバや本学ホームページは、常に確認されるようお願いします。

 大学の教職員も、突然のことで、スムーズな対応が間に合わず、迷惑をかけることがあるかもしれませんが、困ったときは、担任・指導教員にまず相談してください。
 以上、学生・院生の皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。最後に、もう一度、くれぐれも自重して、日々を過ごされますようお願いします。

令和2年4月8日
学長 松田文子