中国の江西師範大学と双方向ダブルディグリー協定を締結!

平成28年6月28日、中国の江西師範大学と学術教育協定を締結しました。その特徴は、双方の学生が条件を満たせば、卒業時に双方の大学の学位を同時に取得できる(ダブルディグリー)としたことです。

  これまで学位取得を目的とする中国との大学間交流は、留学生の受け入れのみでしたが、今回は本学学生も学位取得目的で中国の協定校に留学することができるという双方向ダブルディグリー協定であり、中国との協定校で14校目にしてようやく実現することができた初めての試みです。これにより、本学で1年以上の所定課程を履修後、HSK4級以上の中国語能力を有する学生には、相手大学の専門課程に編入学し、卒業までの残りの年次を相手大学で修学し、学士学位が授与されるという道が開かれました。

  江西師範大学は、中国四大書院のひとつである江西省廬山の麓にある白鹿洞書院(四大書院のうちの湖南省岳麓山にある岳麓書院を前身にもつ湖南大学も本学の協定校)の流れを汲み、蒋介石(名は中正)によって1940年に創設された「中正大学」という前身をもつ、孫文(号は中山)によって創設された「中山大学」(こちらも本学の協定校)と並び、当時の中国を代表する名門校の一つです。いまでも台湾との交流が多いようです。後に、1949年に南昌大学、1953年に江西師範学院と幾たびか改名され、1983年に現在の江西師範大学となり、5つのキャンパスに24の学部と87の専攻、学部生30,000人、大学院生5,000人が在学する総合大学となっています。

  この度、江西師範大学とこのような本格的な国際交流を行うことで、本学はもとより、福山を中心に より多くのグローバル人材が輩出されることを期待します。


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