【健康栄養科学科】福山ローズファイターズ選手と調理実習をしました!
健康栄養科学科 食育・スポーツ栄養コースでは、卒業研究の一環でスポーツ選手への栄養支援とその効果の検証をしています。
今年度は、春から学生が福山市の「瀬戸内ローズフィールド」を定期的に訪問し、福山ローズファイターズ(社会人野球チーム)の選手へ栄養セミナーを開催しています。
「瀬戸内ローズフィールド」は、五洋医療器株式会社(小坂正記取締役社長)が所有しているトレーニング施設です。

これまでの栄養セミナーでは、選手自身の身体の現状を把握するために食事調査や体組成測定を行い、身体を大きくするための食事について講話を行ったり、個別の栄養指導をしたりしました。
3回目となる今回は、「自宅で身体を大きくするための食事を作ることができる」をテーマに選手が主役の調理実習を行いました。
今回のメニューは、ごはん、みそ汁、豚肉の生姜焼き~カレー風味~、豆腐の梅風味サラダ、フルーツミックス寒天の5品です。メニューは管理栄養士を目指す学生が考えた、栄養もボリュームも満点の料理です。

「豚肉の生姜焼き~カレー風味~」を作っています。選手には、豚肉の味付けと加熱をしていただきます。豚肉にはビタミンB₁が豊富に含まれており、疲労回復に効果的です。味付けにはカレー粉を使用しています。カレー風味にすることで、食欲の低下を防ぎ、暑い夏の練習も乗り越えることができます。

「豆腐の梅風味サラダ」を作っています。梅とポン酢の風味で、暑い夏でもさっぱりおいしく食べることができます。選手には、野菜のカットをしていただきました。選手も率先して調理を進めていました。豆腐は良質なたんぱく質を多く含み、低脂質です。減量をしつつ筋肉を大きくしたいスポーツ選手向けの食材です。

調理は、選手と学生が協力し、とても楽しそうな様子でした。盛り付けも選手にご協力いただき、完成しました!スポーツ選手の食事なので、ボリュームたっぷりです。
選手からは、「美味しすぎます」とお褒めの言葉をいただきました。


食事をしながら、選手をはじめ、南渕時高監督、小坂正記社長、社員の皆様、学生と教員とで有意義な交流が出来ました。

食事をしながら、学生からは献立のポイントを説明しました。選手からたくさんご質問をいただき、学生は授業で習った専門知識を交えながら分かり易く説明することができました。これまでの栄養セミナーや今回の調理実習を通して、更に選手の栄養サポートに力が入ります!
選手の皆様、応援しています!
健康栄養科学科の学生に、栄養セミナーや調理実習の場を設けてくださった福山ローズファイターズの選手の皆様、南渕時高監督、小坂正記社長、五洋医療器株式会社の皆様へ、厚く御礼申し上げます。(実施責任者:吉田純子准教授、山崎真優助手)




