学部・学科・大学院

人間文化学科

古内 絵里子(ふるうち えりこ)

職 名 講師
学 位 博士(文学) 人文科学
専門分野 日本古代史
担当科目 日本史概説、東アジアの歴史と文化など
メッセージ 歴史学は、過去の出来事を対象とする学問ですが、現在まで伝わる文書などの文献史料や遺物・遺構など考古資料から人間社会の移り変わりや文化、それに関わる個々の出来事を読み取っていきます。そして、それを援用して現代の社会を見直すことで、その変化や問題などを的確に捉えていくことができます。

 研究者情報 

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都市からみる古代日本の暮らし

7世紀から9世紀の日本の古代都市について研究を行っています。日本古代において都市とは、王権の所在地であるのと同時に、政治・経済・文化・宗教等が集積した空間であり、その時代の国家の縮図ともいえるものです。この都市空間を通して、日本古代の人々がどのような仕事や生活、食事、服装、遊びなどをしていたのかを解明しています。

続日本紀

『続日本紀』は、奈良時代史の最も基本的な史料で、米の値段や班田収授のように経済的なことがら、日本全国で大流行した天然痘という疫病やその対策、古代の備後地方をはじめとした地方の政治や蝦夷との戦争、唐や新羅との対外関係にいたるまで、当時の様々な出来事が載っています。『続日本紀』を通して、古代の日本を様々な側面から見ていき、政治や社会・文化の変化を学んでもらいます。