【スマートシステム学科】電気工学コース実験設備整備の第2弾が入着!
こちらのブログで報告した通り、工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)では、2020年度より開設した2コース制の一つである電気工学コースの重要実験機器である高電圧実験設備を活用する準備が着々と進行しています。今回は、学科長の仲嶋教授より新たな実験設備の紹介報告が届いておりますので、ブログ委員の伍賀がお伝えします。
三相同期発電機が入着しました!
スマートシステム学科では、2020年度より2コース制を導入し、電気工学コースと電子システムコースを設けました。電気工学コースの重要な実験項目の一つである電力系統実験のための三相同期発電機が入着しました。皆さんが使われているスマートフォンの中には、最小の電気回路網(ネットワーク)が入っています。では、最大の電気回路網は何だと思いますか?それが電力系統です。電気を「作り(発電)」「送り・配り(送配電)」「使う(負荷)」というシステムのことですから、皆さんが必ず恩恵を受けているものです。巨大な発電所、見上げるばかりの送電線、そして電気エネルギーを他のエネルギーに変えて利用する都市などについて一気に学ぶのは容易ではありません。それをぎゅっと精密にミニチュアサイズにまとめ、部屋の中で電力系統を学べるようにしたのがこの装置なのです。写真1は、既設の設備も併せた電力系統実験設備の写真です。写真2は、左より直流分巻電動発電機、今回導入した三相同期発電機と負荷装置、さらに既設の送電部、線路部、受電部があり、電力系統の実験一式が揃うようになっています。昨年度導入した高電圧実験設備と共に高電圧・電力系統実験室として整備しました。
2020年度入学の2コース制の一期生が、来年2022年の実験から使用することになります。デビューが待ち遠しいですね!
もちろん、電気工学コースだけでなく、電子システムコースも設備の整備を推進しています。デジタルファブ室を新設し、複数台の3Dプリンタを導入しました。授業や研究で、デジタルファブリケーションやスマートものづくりをどんどん進めていきます。授業でスキルを取得し、プロジェクト研究や卒業研究で活用します。今までも3Dプリンタは保有していましたが、多くの3Dプリンタを導入することで、時間待ちをすることなくどんどんものづくりを進めていくことができるようになりました。どんなオリジナル作品ができるか、楽しみです!
2Fのデジタルファブ室 3Dプリンタ
1F レーザー加工機