【スマートシステム学科】大学院生が電気学会マグネティックス研究会で学会発表しました
一般社団法人電気学会主催のマグネティックス研究会が、12月9日(木)10日(金)にオンラインで開催されました。この学会は、高周波磁気工学、マイクロ磁気、磁性材料・磁気応用一般をテーマとしており、工学部スマートシステム学科菅原研究室の大学院1年生、大本智也さんと猪原基周さん2名が発表を行いました。この様子をスマートシステム学科 伍賀が報告します。
大本智也さんの発表題目は、「パワー半導体スイッチのスイッチング電流サージ検出方法に関する考察」で、12月9日(木)の午後最初の発表となりました。大本君からは研究発表に関して、以下のコメントが届いています。
「私の研究は高速でスイッチングする新材料半導体スイッチのサージをリアルタイムで制御する回路の開発を行っています。今日の発表では電流サージの検出方法と設計した検出回路について発表しました。多角的な質問がとても刺激になりました。」
オンラインで研究発表する大本智也さん
同じく、12月9日(木)の午後のセッションで、猪原基周さんが登壇しました。研究題目は「薄膜単層空心トランスの寄生要領を考慮した高周波等回路」で、猪原さんからは以下のコメントが届いています。
「私は大電力用半導体スイッチングデバイスのドライブ信号伝送技術に関する研究をしています.今回の発表では、薄膜単層空心トランスの寄生容量を考慮した高周波等価回路について行いました。他大学の教授より、導出した理論式の渦電流損失と寄生容量の改善方法についてご助言をいただきました。今後いただいた助言を参考に研究を進めていこうと思っています。」
オンラインで発表する猪原さん
2人とも、大学院1年生として活発に研究発表を行い、自身の研究を進めている様子がうかがえて非常に頼もしいです。この調子で、大学院修了までに素晴らしい研究成果が出ることを期待しています!
大本さん、猪原さん、菅原准教授、学会後の記念写真を撮りました