工学部

Faculty of Engineering

【機械システム工学科】タテイシ広美社・立石会長の講話を聴きました

【機械システム工学科】タテイシ広美社・立石会長の講話を聴きました

6月14日(水)の教養ゼミの授業で、府中市の企業である株式会社タテイシ広美社の立石克昭会長を招いて講話を聴きました。タテイシ広美社は、看板や広告塔から、LED電光掲示板、防災情報表示システムなど、最先端の情報伝達システムまで手掛ける総合情報伝達企業です。そんなユニークなオンリーワン地元企業の創立者である立石会長の講話について、機械システム工学科の内田が報告します。

もとは自動車のプロを目指していた

立石会長は、中学生のころから社長になる夢を持っていて、しかも自動車が大好きだったので、自動車整備会社の社長になろうと、工業高校に進学したそうです。しかし近所にその方面の会社が次々にできたのであきらめ、次に絵が好きだったことから、高校2年生の時に看板屋になろうと決意。お父さんの反対を押し切って大阪の看板屋に修行に出たそうです。そのとき立石会長はお父さんに、15年後に従業員10人の企業を立ち上げ、家を建て替えるという宣言をしました。そして15年後に本当にその目標を実現し、今に至るということです。

立石会長から受講生へのメッセージは、「人生に目標を持てば手段も見えてくる。いい人生旅行をしよう」、「『いこる(炭の火がおきること)』人になろう」ということでした。講話を聴いた後の受講生の感想文を見ると、

「これからをどのように過ごしてゆけばよいかイメージできた」

「目標が決まれば夢がかなうという言葉が心に残った」

「失敗しても前向きな考え方をしていきたいと思った」

などの感想があり、それぞれ胸にしみるものがあったようです。

立石会長にこのことを伝えたところ、

学生の皆さんが私の話をどのように受け止めてもらったか心配をしていましたが、学生の皆さんの感想を教えていただき、うれしく思っています。あの講演で、スイッチが入った。よかったといえる「人生旅行」をぜひしてほしいものです。

との返事をいただきました。

今回のような、挑戦的で感動的な人生の送り方を教えられる講演を聞く機会はなかなかないので、受講生たちも大いに刺激を受け、勉強になったことでしょう。これからもこうした機会を設け、若い時期をどのように生きるのか、大学で何をどのように学ぶのか、という問題に対する指針を与えてくれるような講話や講演を聞いていきたいと思います。機会があったら、また立石会長の話も聞きたいですね。

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