【電気電子工学科】第79回東村町かかし祭りへの出展しました!
工学部電気電子工学科の田中准教授から、大学のある東村町で長く親しまれている地域イベント「かかし祭り」への出展報告が届きました。昨年のかかし祭りへの出展の様子はここにあります。その様子について、工学部電気電子工学科のFUKUDAI Magメンバーの伍賀がお伝えします。
電気電子工学科の田中です。福山大学の地元である(旧)東村小学校で毎年開催される「東村町かかし祭り」は、地域の方々が手づくりで準備する温かい行事で、今年で79回目を迎えました。晴天に恵まれた会場にはユニークな“かかし”が並び、家族連れや多くの地域住民でにぎわい、終日活気にあふれていました。今年も電気電子工学科としてロボット展示と操作体験コーナーを出展し、最新のAI技術と学生制作ロボットを地域のみなさんに体験していただきました。
世相にあわせたおもしろい“かかし”が勢ぞろいし、大阪万博のミャクミャク君の仮装パレードが登場するなど、晴天に恵まれた会場は多くの人でにぎわいました。
電気電子工学科からは 私(田中)と沖准教授 がスタッフとして参加し、ご来場者の対応にあたりました。
今回の出展では、① ロボット掃除機ルンバをベースとした丸形ロボット② LEGOロボットの新作を展示しました。本年度の最大の特徴は、ロボットの制御プログラムをすべてAI(人工知能)によって生成した点です。この技術的な進展について説明すると、来場者からは驚きと大きな関心が寄せられました。そして、いつものように、子ども連れのご家族が切れ目なくコーナーを訪れ、ロボット操縦を楽しんでいただけました。
来場者層は、子ども連れの家族やご年配の方が中心でしたが、ご年配の方々からは「福山大学の活動に興味がわいた」「大学祭にも行ってみたい」といった声も寄せられました。また、地域住民のみなさんから多様な意見を直接伺うことができ、交流の場として非常に有意義な時間となりました。

今回展示したロボットたち。手前がLEGOロボット、奥がルンバです
AIを用いてアクションゲームを制作し、お披露目も行いました。制作時間は約1時間ほどでしたが、来場者に楽しんでいただけるゲームが完成しました。現場で来場者からいただいた意見をもとに、その場でAIを使って即時修正ができた点は、生成AI時代ならではの柔軟さを実感できる場面でした。

AIが作った“マリオ風ゲーム”で遊ぶ来場者の方
AI技術を活用した新しい取り組みを地域に紹介でき、子どもたちにとっては楽しい体験となると同時に、科学技術への興味を喚起する良い機会となりました。また、地域住民との交流を通じて、大学活動への理解と期待を深めることができました。今後も地域イベントへの継続的な参加を通して、大学活動の周知と地域連携をさらに強化していきたいと考えています。
学長から一言:本学にとって、まさに地元中の地元、東村の年中行事である「かかし祭り」には手作りかかしが勢揃い。わが電気電子工学科の皆さんは、この機会に学科の専門技術を活かした作品を披露。最先端のAIを採り入れたロボットやゲーム機が来場者に大人気だったようです。日頃は頻繁にキャンパスを訪れるというわけに行かない地元の方々に本学のことを知ってもらい、こちらから距離を縮める努力を讃えます。









