
【建築学科】さぁ、未来を建てよう。ワークショップ型コンペ2025『引き立て合う建築』の説明会を行いました!
建築学科では、昨年度に引き続き、“さぁ、未来を建てよう。ワークショップ型コンペ2024引き立て合う建築”と題して、建築学科の全学年の学生を対象としたワークショップ型コンペを行うことになりました。
キックオフとなる説明会の様子が、建築学科の藤原教授から報告が届きましたので、同学科FUKUDAI Magメンバーの大畑よりお知らせします。
このコンペは、昨年度に続き2回目となります。従来のコンペと異なり、企業と学生が、尾道を題材に建築のあらゆる可能性を考えていくワークショップ型コンペです。
今回のコンペは「引き立て合う建築」というテーマで、建築家の講師をお招きして講義を受け、ディスカッションを行い、制作に取り組みます。
尾道市は、多くの観光客が訪れるまちです。尾道商業会議所記念館や千光寺山ロープウェイ山麓駅など、現在ある建築物の隣地に建築物を計画し、そのもともとある建築物や利用者、行き交う人々にとってプラスになる建築の提案を行います。多くの観光客のみを対象とするのではなく、地元の住民の方々の日常的な暮らしにも寄与できる施設を提案するものです。
今回ご指導いただくのは、東京の建築設計事務所から尾道市に移住された石原愛美様(一級建築士・プフ設計/puf studio・東京藝術大学建築科教育研究助手)です。
石原様は、移住される前は青木淳建築計画事務所に所属され、尾道市千光寺頂上展望台PEAKをご担当されました。
石原様の作品を写真でご紹介します。
尾道プロポーザル作品
立花の家
広場2
茶立玄山手
コンペの内容について、(株)プラスの酒井様と(株)堀田組の藤島様から説明を受けました。
(株)プラス 代表取締役酒井様からのご説明
(株)堀田組 藤島様からのご説明
この説明会には、3・4年生を中心に11名の参加がありました。昨年参加した学生からは、自由な設計ができることやグループで取り組む経験ができて充実していたという話もありました。お昼の短い時間でしたが、有意義な説明会となりました。
(株)堀田組からは「昨年参加の学生さんから大変有意義な機会になったとの声を聞き、大変嬉しく思います。今年も誰もが参加でき、かつ、昨年以上に有意義な機会となるよう準備しております。奮ってご参加ください。」とのコメントをいただきました。
3回におよぶワークショップやフィールドワークを経て、9月18日(木)に福山大学で学生による成果の発表会があります。どんなプレゼンテーションが行われるか、今からワクワクします!
学長から一言:建築学科で昨年度に続いて行われる学生コンペは、ひと味違ったもののようです。観光地としても有名な尾道を題材に、現存のよく知られた建物の隣に建てることで両者が「引き立て合う建物」とは何かを考えるとのこと。尾道ゆかりの建築のプロの指導を受けつつ、フィールドワークも含めて、観光だけでなく人びとの暮らしも視野に入れた幅広い観点からの斬新なアイデアや建築のセンスを競うもの。どんな作品が生まれるか、大いに楽しみです。