教育・⽀援
大学教育センター
FUKUYAMA UNIVERSITY Education center
大学教育センター
若松 正晃(わかまつ まさあき)
職 名 | 講師 |
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学 位 | 修士(文学) |
専門分野 | アメリカ文学 |
担当科目 | 英語I、II、III、IV |
メッセージ | 人間とは何か。この究極の問いが、全ての学問のはじまりです。文学は我々の最も身近にある言葉を用いてその作品世界を構築しています。その中で繰り返されるのが、冒頭の問いです。だからこそ、我々は本を読んで人間の想像力の豊かさに触れ、心を震わせるのです。言語芸術を通して人間存在を理解しようとするのが文学研究です。 |
アメリカ文学研究
アメリカ文学作品、特にアーネスト・ヘミングウェイを中心に研究しています。ヘミングウェイは20世紀前半に活躍し、1954年にはノーベル文学賞も受賞しました。シンプルな文体が彼の文学における一つの特徴だといえます。私は細かな表現の違いや文章の構造、また作品の背景などにも注目し、主人公たちの、さらにはその深奥にある作家の、哲学・思想を探ることに関心を持っています。テクストを徹底的に精読すると同時に、ニーチェやハイデガーなどの哲学を用いて作品の本質に迫ろうとしています。
モダニズム研究
小説などの文学作品だけでなく、文学も含めた芸術運動にも関心があります。特に20世紀前半のモダニズムといわれる時代は、人々の価値観が大きく変わった時代でもあります。そのような時代に対して、作家や芸術家たちはいかなる姿勢で向き合ったのか——。文学や芸術など、「モダニズム」は建築界のみならず、文学や芸術の研究分野においてもよく語られますが、私はジャンルを区切るのではなく、広い視点から作家たちの姿勢を捉えたいと思っています。そのため、専門とするアメリカ文学だけではなく、イギリスを含めたヨーロッパの文学、建築、芸術全般を対象に研究をしています。