経済学部
Faculty of Economics
経済学科
中村 和裕(なかむら かずひろ)

職 名 | 講師 |
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学 位 | 修士(スポーツ科学) |
専門分野 | スポーツマネジメント、武道学 |
担当科目 | 現代スポーツ論、生涯スポーツ論 |
メッセージ | スポーツマネジメントの私の定義は「人とスポーツをつなぐ仕組みや仕掛け」と捉えています。ゆえにそれ単体ではなくスポーツビジネスやスポーツ政策などの中にあるものと考えます。まだまだ新しい分野の研究領域ですが、その実践例や考え方を一緒に学ぼう。 |
エリート柔道家集団の組織マネジメントについての一考察
2013年1月女子柔道の国際試合強化選手15名が、全日本女子ナショナルチーム指導陣に対して暴力行為、パワーハラスメントでの訴えを起こした。この事を発端に、全日本柔道連盟(以下、全柔連)理事による女子選手への猥褻行為、強豪大学柔道部の暴力問題、助成金の不正受給・不正流用などが社会の話題となった。 全柔連は公益財団法人であり、コンプライアンス、ガバナンスの改革は急務であると考える。 このような現状を鑑みて、本研究の目的として柔道組織マネジメントの中で、体罰の現状と課題を、全日本柔道実業団連盟一部に所属する5団体への体罰に関する質問紙調査をもとに、A大学柔道部指導者と柔道有識者1名へのインタビュー調査を行い、エリート柔道家集団組織マネジメントの問題点と改善点を考察した。

武道の礼法が心理に与える影響について~柔道の礼法を取り入れたスポーツプログラムと児童の心理尺度~
武道の礼法についての意義や定義づけに関する文献のなかで、記述的に児童への礼法指導にはそれ単体で教えるのではなく運動と組み合わせるとこで理解を深めると報告されている。しかしこれらの報告は実証的検証ではなくあくまでも記述的であった。そこで柔道や柔道の礼法に触れ合うことの少ない小学生に気軽に楽しめて、柔道着や畳を使わず行える運動プログラムを開発し実施し、その主効果について介入研究の手法を通じて評価することとした。