【経済学科】2026年度 スポーツビジネス海外研修(韓国・ソウル)を実施しました!
みなさん、こんにちは!
9月実施された「2026年度 スポーツビジネス韓国・ソウル海外研修」の成果と現場の様子を経済学科のFukudai MagメンバーCHOI(崔嵋汀助教)がご報告いたします。
本研修は昨年に続き今年で2回目を迎え、単なる見学にとどまらず、スポーツの専門的な現場や実際の取り組みを直接体験し、大学で学んだ理論を「現場での実践」へと結びつける実践的なフィールドワークとして実施されました。

【現地研修 1日目】韓国到着 & 伝統文化・食文化体験
仁川国際空港に到着後、最初の訪問地としてソウルを代表する古宮「景福宮(キョンボックン)」へ向かいました。ここでは、伝統衣装「韓服(ハンボク)」に身を包み、宮殿内を散策しました。歴史ある木造建築に学生たちの華やかな姿が映え、まるで朝鮮時代にタイムスリップしたかのような特別な時間を過ごしました。実際に韓服を着て歩くことで、韓国の伝統的な美しさや文化をより身近に体感することができました。 夕食には、韓国の食文化を五感で味わうべく「本場の旨辛料理」に挑戦しました。刺激的でありながらも深みのある味わいに驚きつつ、みんなで汗をかきました。さらに夕食後、宿泊先へ戻る途中に立ち寄った光化門(クァンファムン)広場では、ゲリラ形式のヨガイベントが開催されていました。会社員や主婦、お子様からお年寄りまで、性別や年齢を問わず誰もが集中してヨガに取り組む姿が非常に印象的でした。研修初日から、市民の日常にスポーツが自然と溶け込んでいる様子を肌で感じることができました。

「韓国の国宝指定文化財の景福宮(キョンボックン)前での集合写真」
「左上写真:韓国の旨辛料理に挑戦している村上さん(経済学科1年生)、左下と右写真:ゲリラ形式のスポーツイベントに参加している高橋さん(海洋生物学科1年生)、皿田さん(税務会計学科2年生)、島原さん(経済学科2年生)、丸山さん(経済学科1年生)」
【現地研修 2日目】韓国スポーツ政策科学院(KISS)見学 & フィールドワーク
2日目は、韓国スポーツ政策科学院(KISS)韓国国家代表選手支援センターを訪問しました。KISSは、韓国の国家代表選手の競技力向上やスポーツ科学の研究を担う中核機関です。日本でいうJISS(国立スポーツ科学センター)に相当する施設であり、トップアスリートへの科学的支援からスポーツ政策の研究まで幅広く手がけています。

「韓国スポーツ政策科学院(KISS)韓国国家代表選手支援センター」
私たちはアスリートを支援する最先端の科学技術や、データに基づく測定機器、充実したトレーニング設備を直接見学し、スポーツ現場におけるデータ活用の重要性を実感しました。特に、参加学生のうち海洋生物学科の高橋さんが高校まで体操部に所属していたことから、研究員や専門家の前でバック転の実演を披露!その動作を最先端の測定・分析システムを用いてその場で即座に解析していただきました。「踏み込みの角度」「重心の移動」「空中姿勢」といった専門的な動きについて、プロの科学者から直接指導や助言をいただくなど、スポーツ科学の多様な領域を学生たちが実践的に学ぶ時間となりました。

「スポーツ力学分野の紹介と身体の動きの分析過程の説明」

「高橋さんのバック回転動作の実演様子」
訪問した時期は、ちょうど愛知・名古屋アジア競技大会の直前であり、多くの韓国代表選手たちが合宿に合わせて選手村に入村した時期でした。センター内では、選手たちが運動後の疲労回復に活用している器具や設備を体験する貴重な機会に恵まれました。
マイナー競技は民間からの支援が不十分になりがちですが、そうした環境の格差が生じないよう、KISSが種目ごとに専門の研究員を配置し、すべての選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう多角的にバックアップしている実態を学び、スポーツ科学による支援の重要性を実感しました。
「疲労回復のための急速冷却アイスチャンバー(経済学科1年生松岡さん)」
「疲労回復のための高圧酸素チャンバー(税務会計学科2年生皿田さん)」
「サッカー部の太もも筋力測定(経済学科スポーマネジメントコース3年生松本さん)」
【現地研修 3日目】白石大学校との共同セミナーと交流会

「白石大学生と交流会前集合写真」
3日目の午前中は白石大学校を訪問し、韓国の大学生との共同セミナーおよびスポーツ交流会を実施しました。
セミナーでは「障害者体育(パラスポーツ)」にスポットを当て、障害のある方の視点に立ったインクルーシブな体育・スポーツのあり方について学びました。さらに、障害者アスリートへの支援体制やコンディション管理の実際を間近で学ぶ貴重な機会となりました。
「障害者と非障害者が共にするeスポーツ車いすレース(左写真:海洋生物学科1年生鈴木さん、メディア・映像学科2年生遠崎さん。右写真:人間文化学科4年生吉田さん、海洋生物学科1年生高橋さん)」
続く交流会では、頭脳戦と繊細なボールコントロールが求められる「ボッチャ」や、床に座った状態でラリーを繋ぐ「シッティングバドミントン」の試合を行いました。これまで「障害者の視点からスポーツを捉え、自ら体験する」機会が少なかった学生たちにとって、身体の使い方の違いやルールの工夫、そして誰もが一緒に楽しめるスポーツの可能性を身をもって実感する時間となりました。国境を超えた交流はもちろんのこと、「スポーツの包摂性(インクルージョン)」について深く考えるきっかけとなり、スポーツを通じた日韓の学生同士の絆もより一層深まりました。

「座式バドミントン試合」

「ボッチャ大会」
プログラムの最後には、福山大学の学生たちが事前に準備してきた「お気に入りのお菓子」を白石大学の学生たちへプレゼントしました。手渡した瞬間、「これ食べてみたかった!」「すごく嬉しい!」と歓声が上がり、会場は一気に笑顔と温かい雰囲気に包まれました。最初はお互いに緊張した面持ちでしたが、スポーツと心のこもった交流を通じてすっかり打ち解け、まるで以前からの友人のように距離がぐっと縮まった、非常に印象的で充実した時間となりました。

「白石大学生と交流会後集合写真と韓国の大学生にプレゼント」
【FCソウル プロサッカー試合観戦】
夕方にはソウルワールドカップ競技場へ移動し、Kリーグ「FCソウル」の試合を観戦しました。
スタジアムへ向かう地下鉄の車内から、すでにユニフォームを着たサポーターの姿が多く見られました。最寄り駅に到着した瞬間、数千人のサポーターによる歓声と目の前に広がるスタジアムの圧倒的な迫力に、私たち一同はすっかり圧倒されました。
特に印象的だったのは、キックオフの数時間前から来場者のためにエンターテインメント性あふれるイベントやグルメ企画が多数開催されていたことです。初対面の観客同士であっても、最終的には一体となって盛り上がる様子に、韓国ならではの熱いK-スポーツ文化を実感しました。
試合が始まり前半15分頃、スタジアムの大型ビジョンに本学(福山大学)のロゴが大きく映し出されるサプライズがあり、みんなで大喜びしました!
スタジアムの熱気を肌で感じながら、ファンを魅了するスポーツビジネスのアイデアやマーケティング手法を楽しく学ぶことができました。試合結果は1対1の引き分けとなりましたが、感動と学びに満ちた最高の3日目となりました。

「FCソウル プロサッカー試合観戦の風景」
3泊4日の現地日程を終え、参加した学生たちは全員無事に帰国しました。今回の研修は、最先端施設の見学や他大学との交流、現場での実践を通して、専門知識と国際的な視野を養う大変実りある機会となりました。
現地で温かくお迎えいただいた白石大学校および韓国スポーツ政策科学院の皆様、ならびに多大な補助金のご支援をいただきました経済学部同窓会・教授会の皆様に、心より御礼申し上げます。
以上をもちまして、「2026年度 スポーツビジネス韓国海外研修」のレポートを締めくくらせていただきます。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【参加学生からのコメント】
心理学科4年生 景山 美幸さん:今回、白石大学の学生と障害者スポーツを通して交流し、言葉が十分に通じなくてもスポーツを通して一緒に楽しみ、仲を深めることができると感じた。実際に障害者スポーツを体験することで、想像していた以上の難しさを感じるとともに、誰もが楽しめるように工夫されたスポーツの魅力を知ることができた。また、障害者スポーツは単に体を動かすだけでなく、人と人とのつながりを生み出す役割があると実感した。初めは言葉の違いに不安もあったが、交流を通して自然と打ち明けることができ、とても楽しく貴重な体験となった。
経済学科1年生 丸山 晃平さん:今回の見学を通して、スポーツはただ練習をするだけでなく、科学的なデータを活用することで、細かい自分の動きを知ることができるとわかりました。普段なかなか体験することのできない機器を実際に楽しく使用でき、とても貴重な経験になりました。
経済学科3年生 松本 凰暉さん:選手入場から最後の最後まで互いに応援し続けるサポーターの姿が自分もこのピッチでプレーしたいと強く思わされた事に加え、まだこの場でプレーできていない自分に悔しく感じました。この気持ちが目で見て、肌で感じられた事であり、学びだと思います。
私はこの観戦を経てプロサッカー選手という夢を叶え、必ずこのピッチでプレーし、今まで支えてくれた人達に恩返ししたいと改めて強く思いました。
学長から一言:経済学科のスポーツマネジメントコースが企画運営し、他学部・学科からの学生も参加して実施された韓国ソウルでのスポーツビジネス研修は、限られた日程の中、実に盛り沢山の充実した内容。スポーツに係る各種の現場を訪れ、実際の取り組みについて専門的に学ぶとともに、韓国文化や伝統にも触れました。現地の白石大学の皆さんとの交流、巨大なスタジアムでのプロサッカーチームの試合観戦中に大型ビジョンに映し出された「福山大学」の文字やロゴなど、感動の連続だったことでしょう。




