【税務会計学科】中国税理士会の提供講座(寄附講座)が開講されました
今回は、税務会計学科の白木康晴教授のイニシアチブのもと、9月24日(水)の福山大学において開催された、中国税理士会による「租税教育」講座の模様をご紹介します。
中国税理士会は、租税教育の一環として、中国地区の大学(広島修道大学、安田女子大学、県立広島大学、岡山商科大学、公立鳥取環境大学、島根大学)において「租税教育」に関する提供講座(寄附講座)を開設しており、本学においても令和7年後期から開設されることになりました。
詳しくは→2025年1月17日ブログ。
9月24日(水)、第1回の講座が開催されました。
第1回は、三谷一弘税理士が講師となり、「現代社会における税理士の使命と役割」についての講義がありました。
2年生以上の約60名の学生が参加しました。

講師により、税理士の使命と役割が語られます。

途中、税に関するクイズが出題されました。
みなさん、熱心に講師の話を聴きました。
参加した60名の中に、未来の税理士が誕生することでしょう!
「租税教育」に関する提供講座(寄附講座)は全15回あり、今後の予定は、以下のとおりとなっています(敬称略)。
① 現代社会における税理士の使命と役割 三谷一弘
② 我が国の税制度(概要) 三谷一弘
③ 所得税のしくみ 伊吹渉
④ 所得税の年末調整と確定申告 瀬尾浩司
⑤ 法人税について(法人税の基礎・会計と税務の相違) 眞田好洋
⑥ 法人税について(中小企業と法人税) 眞田好洋
⑦ 相続税について 垣内晴子
⑧ 贈与税について 井口芳也
⑨ 消費税について 瀬尾浩司
⑩ 国税と地方税について 井口芳也
⑪ 税の役割と税務署の仕事 広島国税局
⑫ 日本の財政の現状と課題 中国財務局
⑬ 国税不服申立制度の概要等 広島国税不服審判所
⑭ 国際課税について 野邑吉樹
⑮ ライフプランと今後の税制 三好建弘
講座では、実務家である税理士の先生をはじめ、国税局や行政からも講師が予定されており、実務家の視点をはじめ様々な角度から、エピソードだけではなく、税制の根幹にある真理、税金がどのように定められ、そして納税をするということが社会にどのような影響を与えるのかなど、とても有意義な授業が期待されます。
そして、税への理解を深めることで、社会への参加、社会発展への貢献という意識の醸成に繋がることが期待されます。
今回の提供講座により、専門教育の充実が図られたといえます。




