学部・学科・大学院

人間文化学科

波部 雄一郎(はべ ゆういちろう)

職 名 准教授
学 位 博士(歴史学)
専門分野 西洋史学、西洋古代史、ヘレニズム時代史、古代エジプト史、古代ギリシア史
担当科目 世界史概説、ヨーロッパの歴史と文化、ヨーロッパ史文献講読、生活文化史、歴史に学ぶ、など
メッセージ 歴史学とは、過去の人びとが残した記録から、社会や暮らし、出来事を再構成する取り組みです。過去のさまざまな時代や地域の人びとや、彼らが生きた社会について考えることは、21世紀に生きる私たちに多くのことを教えてくれるだけでなく、現代の社会や状況を客観的に見つめ直すことにもつながります。

古代オリエント・地中海の「グローバル」国家を考える

私の専門は、「ロゼッタ・ストーン」がつくられ、クレオパトラが生きた時代のエジプトです。この時代のエジプトは、エジプト語のヒエログリフ(神聖文字)で記録を残すなど独自の伝統文化が残る一方で、ギリシア系のマケドニア人の王に支配され、現在の中近東一帯に広がっていたギリシア文化の影響を大きく受けていました。ギリシア語やエジプト語などのさまざまな文字で書かれた記念碑やパピルスなどの記録を読み解き、エジプト人が外国人の支配や「グローバル」なギリシア文化にどう向き合ったのかについて、研究しています。

古代のギリシア人たちはどのような教育を受けていたのか

古代ギリシア人が形成した(都市)国家である「ポリス」に設置された、体育・軍事訓練機関「ギュムナシオン」について調べています。ギュムナシオンが各地で創設された時代には、多くのポリスはマケドニアや東方の諸王国、そして、ローマに支配されていました。大国の圧迫を受ける状況の中で、ギリシア人たちがギュムナシオンで体育や軍事訓練を受けた理由、特に、古代ギリシアの社会において、スポーツがどのような役割を果たしていたのか、古代ギリシア人たちが書き残した古典、そして各ポリスに遺された石碑を読み解きながら考えています。