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建築学科

島田 美和子(しまだ みわこ)

職 名 教授
学 位 博士(工学)
専門分野 建築計画、地域施設計画、住宅計画
担当科目 住宅計画、福祉住環境計画、生活デザイン演習Ⅱ・Ⅲ、建築仕上げ材料 など
メッセージ 「人間の死亡率は100%」。これは、人の死を扱う場合によく聞く言葉です。誰しも歳を取り、病気をし、身体が不自由になる“時”が来ます。人生の最期まで安心して快適に過ごせる自宅と地域、福祉施設などの住環境整備、つまり、「終の住処」をつくり出す手法について、実際のインタビュー調査やまちづくりを通して研究しています。

地域をモデルにした終の住処の住環境整備について

この研究は、自宅中心の地域を“終の住処”とするための住環境改善手法を明らかにすることを目的としています。モデル対象地にコミュニティ拠点を整備する過程から、住環境整備手法上の課題を検討していきます。まずアンケート調査を実施して住民の要望を抽出し、コミュニティ拠点を設営、段階的に地域が“終の住処”となるように実証していきます。
これまでに、戸建て集合団地では、近所同士の協力体制・ネットワーク、住環境整備、生活関連のサポート、身体が衰えてきたときの拠り所への要望や課題が多いことがわかりました。

コミュニティ拠点でお楽しみ会

従来型特養におけるユニットケア導入のハード整備要素について

この研究は、従来型特養においてユニットケアの展開に適した住環境改善を図るためのユニット整備手法を明らかにすることを目的としています。そのために、ユニットケア導入の際の住環境改善上の課題であるハード整備要素とユニット整備手法との関係、ハード整備要素を用いた住環境改善の流れや妥当性を検討しました。「立地・環境」、「既存部分の建物ハード環境」、「施設方針」、「ユニット整備」といったハード整備要素間には段階的な流れがあり、整備手法は「施設方針」と関連が多いこともわかりました。

地元の特色を生かしたしつらい