【情報工学科】山之上教授がIOT2018にてPTCジャパン賞を受賞!

【情報工学科】山之上教授がIOT2018にてPTCジャパン賞を受賞!

情報処理学会第11回インターネットと運用技術シンポジウム IOTS2018で、山之上教授が冠賞PTCジャパン賞を受賞しました。

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情報工学科の山之上教授が、12月6日(木)から7日(金)にかけて鳥取県米子市の米子コンベンションセンターで開催されました「情報処理学会第11回インターネットと運用技術シンポジウム IOTS2018」において、冠賞PTCジャパン賞を受賞しました。
https://www.iot.ipsj.or.jp/awards/symposium/

以下、山之上教授からの報告です。(ブログメンバーの中道が投稿)

山之上教授のIOTS2018 PTCジャパン賞の表彰状

山之上教授のIOTS2018 PTCジャパン賞の表彰状

情報処理学会インターネットと運用技術研究会(IOT研究会)は、情報化社会の基盤であるコンピュータネットワークやコンピュータシステムの保守・管理・運用を担ったり、その研究を行ったりする人々が集まる研究会です。ネットワークやコンピュータシステムの保守や管理運営は一見地味な仕事ですが、現代のIT社会の基盤を支える非常に重要な仕事です。
ここ数年、話題になっているIoTは「物のインターネット」を表し、IOT研究会のIOTとは違う意味を表していますが、IOT研究会でも以前からIoTに関する発表が行われていました。
IOT2018は「IoTとIOT(IoTとインターネットと運用技術)」と題して、IoTデバイスの活用と運用管理、IoT活用を支えるインターネット技術、セキュアなIoT環境のための運用管理技術、システム運用管理技術とAI、その他、IoTやIOTに関連する話題を中心に議論するシンポジウムとして開催されました。
開催案内: https://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/event/iots2018.html
プログラム: https://www.iot.ipsj.or.jp/symposium/2018-program/

IoTシステムを使った学外からアクセスが禁止されているサーバの監視

IoTシステムを使った学外からアクセスが禁止されているサーバの監視

毎年、行われているIOT研究会のシンポジウムでは、優秀論文賞、プレゼンテーション賞、学生奨励賞などの従来からの表彰に加え、協賛企業によるスポンサーシップのもと、特定分野の優れた論文に対して表彰を行う「冠賞」がIOTS2016より設けられています。(IOTS2016は福山駅北の宮地茂記念館で開催されました)今回、幸運にも私の発表がPTCジャパン株式会社様の冠賞をいただくことができました。また、副賞としてThingWorxというIoTを実現するための製品の1年間利用ライセンスをいただきました。PTCジャパン株式会社様とIOTS2018の関係者の皆様に感謝します。
賞をいただいた私の発表「インターネット上のWikiページによりNAT背後のセンサ端末の設定変更や制御が可能なIoTシステムによるサーバとサーバ室の監視」(https://www.slideshare.net/takashiyamanoue/iots2018-20181203)は、福山大学内にあるサーバやサーバ室を、私が研究しているIoTシステムを使って既存の機器にはほとんど手を加えずに、学内外から昼夜を問わず、その状況を監視可能にしていることについて述べたものです。図2は、私のIoTシステムを使った学外からはアクセスが禁止されているサーバの監視について説明したものです。学内に外部からの遠隔操作を可能にしたRaspberry Pi という小さなコンピュータを置き、そのRaspberry Piがサーバの死活を監視し、死活の状況をTwitterで一定時間ごとに報告します。

山之上教授の発表の様子

山之上教授の発表の様子

今回の発表も光る電光掲示板を着て、参加者にその掲示板にメッセージを書いてもらいながら行いました。参加者に楽しんでもらえたのではないかと思います。

 

 

学長から一言:歩く電光掲示板の山之上教授、おめでとうございま~す。。。とても役立ちそうな面白い研究ですねッ!大学での活用に期待していま~す!