【電気電子工学科(スマートシステム学科から令和6年4月名称変更)】岡山テックグランプリに1年生が登壇!

【電気電子工学科(スマートシステム学科から令和6年4月名称変更)】岡山テックグランプリに1年生が登壇!

研究開発型ベンチャー発掘・育成プログラムである第6回岡山テックプラングランプリが、2月3日(土)に岡山市の中国銀行本店の大ホールで開催されました。われわれスマートシステム学科は、昨年度から有志学生がこのイベントに挑戦しています。今年度は、昨年参加した山田幸輝君の後継者として、1年生と3年生の学生が参加をしてくれました。その様子を学長室ブログメンバーの伍賀(FBはこちら)が報告します。

 

昨年度は、ドローンを活用したプロジェクトとして、「3次元重心検知システムを活用したドローンでの運搬機構(チーム malebee)」という研究テーマで参加しましたが、今年度もドローンプロジェクトが引き継がれ「環境計測用ドローンによるデジタルツイン」という研究題目での応募を行い、残念ながらファイナリストの選考には漏れてしまいましたが、ショート発表のライトニングトークの4チームのうちの1つとして選出され、これに1年生の高橋海斗君、中薗穂成君がチームメンバーとして、また3年生の川上翔大君がオブザーバーとして参加してくれました。

 

(左から)中薗君、高橋君、川上君

今回の岡山テックグランプリは、地域発の技術をベースにした新規事業の創出とベンチャーの育成・支援による研究成果と地域発展のエコシステムの構築がテーマとされています。われわれの学科では、理工系、技術系の授業や実習を通して、これからの日本の産業に必要とされている実学力の育成や、アントレプレナー教育への挑戦を試みていて、テックグランプリへの挑戦を続けています。

今回のイベントでは1次書類選考の結果、ファイナリストは逃しましたが、ショートプレゼン(ライトニングトーク)での研究紹介の機会が与えられました。ファイナリスト、ショートプレゼンターともに西日本の国立大学の研究者や、ベンチャー実業家の皆さんが揃っており、特に登壇発表する1年生には大きなプレッシャーがあったようです。

プレゼンタ―の顔合わせ、リハーサル風景

われわれのドローンプロジェクトは、2019年度の当時の1年生から開始され、初年次教育の「教養ゼミ」の学科オリエンテーションで取り組むプロジェクトを通し、受け継がれてきました。今回発表した「環境計測用ドローンによるデジタルツイン」は昨年岡山テックグランプリ発表者の山田幸輝君の発案で、彼の卒業研究の一部にもなっています。この研究は、ドローン撮影画像から、パノラマ地図や3Dモデルを合成し、SDGsのための環境の計測や、災害発生時のレスキューのために役立てようとする試みです。

登壇発表する1年生高橋海斗君、かなり緊張の面持ちです。

ライトニングトークの発表は、グランプリ受賞に向けた審査はされませんが、審査員や聴衆の前でスポットライトを浴びての登壇は、学会発表とはまた一味違った緊張感が溢れています。1年生メンバーはこの日のために、先輩方とのミーティングや発表練習を重ねており、なかなか立派なプレゼンテーションになったのではないかと思います。

今回も発表会場の外にはポスター発表ブースが設けられ、選考会の間の休憩時間には多数の研究者や起業支援の方々がブースを訪れ、我々の研究プロジェクトを紹介できました。

ポスター発表で説明する中薗君、高橋君

今回の岡山テックグランプリは、昨年に続いてショートプレゼンの参加でしたが、1年生、3年生のフレッシュな学生が大きな場を踏んでくれたことは大きな成果です。また、他大学の研究者の皆さんや地域の企業の方々に興味を持っていただき、多くの助言や提案をもらいました。これから、プロジェクトがどんどんと伸びていく予感がします。

(左から)川上君、高橋君、中薗君 壇上での記念撮影です

 

 

学長から一言:研究開発型ベンチャー発掘・育成を目的とする岡山テックグランプリに出場したスマートシステム学科(4月からは電気電子学科)の川上君、高橋君、中薗君、惜しくも最終選考には漏れたとはいえ、並み居る専門家に伍してショートプレゼンを行ったことは十分に評価できます。ドローン撮影画像をさまざまに活用する研究は宏大な前途があるのでしょう。ますます頑張って下さい。