【人間文化学科】思いを伝える、思いを重ねる「就職体験発表会」報告!

【人間文化学科】思いを伝える、思いを重ねる「就職体験発表会」報告!

  3年生を対象とする就職関連行事の中でも、同じ学科の先輩たちの声を聞くことのできる貴重な機会が「就職体験発表会」です。今回は人間文化学科で実施した就職体験発表会の模様について、学長室ブログメンバーの清水がお伝えします。
 
 
就職活動に向けて就職ガイダンスや講座を受けている3年生も、この時期になるといろいろな気にかかることが出てくるようです。とはいえ、実際のところそうした気がかりは、「なんとなく気になること」のまま、埋もれていきやすいことも多いのではないでしょうか。この「就職体験発表会」では、そうした「なんとなく気になること」を気軽に質問できる場でもあります。今回の発表者は、在学生2 名です。丁寧に作られた資料と詳しい説明、そして何より、後輩たちに伝えたいという強い気持ちが感じられる、素晴らしい発表でした。発表の中でも大きく取り上げられていたのは次の2点です。
 
まず、就活スケジュールです。スライドに映し出された就活スケジュールは、就職活動の序盤から精力的に活動する様子が非常によくわかるものでした。時間の使い方、逆算の思考。こうした発想が3年生たちにはダイレクトに伝わったのではないかと思います。
次に、面接にどう臨むかということです。発表では、自身の経験を交えた詳しい話が聞かれました。最初は受ける面接すべてがうまくいかなかったこと、どこに改善点があるのかをじっくり考えたこと、それが功を奏して少しずつ面接にうまく臨めるようになったことなど…。
3年生たちは、発表者一人一人の「就活ストーリー」に聞き入っていましたが、印象的だったのは、発表者全員がアドバイスとして次のことを強く伝えていたことです。
 
・周りの人々(家族、友人、教員や就職課)に頼ろう。
・ネガティブな気持ちを持ち続けないようなリフレッシュ時間を大切に。
 
就職活動では、色々な形で自分と向き合わざるを得ない時があります。また、複雑な思いを抱えることも多いはずです。発表者たちのアドバイスは、そのようなときにどうすると良いのか、という処方箋のようにも感じました。
発表終了後、3年生には感想や質問をフォームに入力してもらいました。感想では、「具体的な活動時期と実際のスケジュールを見ることで、就活の流れがイメージできました。」「1人で不安を抱えず、友達や就職課の方などに気軽に相談することが大事だとわかりました。」のようにさまざまな反応がありました。
 
また、質問には発表者のお二人にその場で答えてもらいました。答えきれない質問については、後日発表者から回答を受け取り、学科就職委員からの回答も含めて閲覧できるようにしています。質問の一部を以下に挙げてみますと、就活を控えた学生たちのさまざまな思いが見えてきます。
 
・就活で一番苦労したことは何ですか?
・先にやっておけばよかったことは?
・面接で答えるのが難しかった質問は?
・就活中の就活と卒論の割合は?
・失敗談などあれば教えて下さい。
・教育実習と就活について。
 
来年度にはいよいよ就職活動がスタートします。発表者の言葉を借りれば、「自分にとって最善の就活」ができるよう、頑張ってほしいと思います。
 
 
学長から一言:就活を経験した4年生がこれから始める人たちに自らの体験を語る人間文化学科の「就職体験発表会」は、3年生にとって貴重な機会となったことでしょう。なにしろ成功談から失敗談まで、さまざまな生の声を聞くことができるのですから、フォーマルな説明より、よほど心に響くと思います。先輩の経験を活かして、会に参加した皆さんが全て希望の職場に就職できるよう、願っています。