【薬学部】4年ぶりに復活!対面式での日本薬剤師研修センター認定研修会

【薬学部】4年ぶりに復活!対面式での日本薬剤師研修センター認定研修会

日本薬剤師研修センターの認定研修会が、11月22日(水)に尾道薬剤師会との共催で開催されました。4年ぶりの対面での開催となります。その時の様子について薬学部杉原教授よりご報告がありましたので、薬学部ブロガーY.Sがご報告いたします。

 


本学薬学部教員の有志と薬局や病院勤務の薬剤師から構成される「広島びんごフィジカルアセスメント研究会」は、日本薬剤師研修センターの認定研修会を11月22日(水)に尾道薬剤師会との共済で実施しました。この研修会はコロナ禍により約3年間、開催延期を繰り返し、この度、開催することができました。


研修会の案内用ポスター/参加登録にQRコードを用いた。

 

研修会のテーマは「心電図の基礎知識と薬剤師による心電図知識を取得する意義」であり講師は(株)ファーマシイ学術支援部部長の尾上洋先生が務めてくださいました。
因島薬剤師会や福山市薬剤師会からの協賛も得て、備後地域在住の薬剤師の方々に研修会への参加を広く呼び掛けることができました。講演は会場での対面とWebの両方の形態で開催した結果、80名近い参加がありました。

 講師 (株)ファーマシイ学術支援部部長 博士(薬学) 尾上 洋氏

 

講演会場の様子

 

近年、薬局や在宅医療の現場で簡便に利用できる測定器が開発されており、心電図計もその一つです。
医薬品の中には使用上の注意や副作用として心電図の異常が記載されている医薬品があることから、薬剤師が薬物療法に携わる上において、心電図計を活用することは大きな意義があります。
しかし、日常業務の中で心電図を自ら測定し、その情報を活用している薬剤師はまだ殆いないのが現状です。
講師を務めてくださった尾上先生は、積極的に心電図に係る知識と技能の修得に努めてきた薬剤師の一人です。
本研修会について、とても分かりやすかった、心電図計の知識の必要性が理解できた、シリーズ化してほしいなどの感想が参加者から寄せられました。

講演会場内で紹介された携帯型心電図計の最新型機

 

Web 参加による視聴環境を調整中の尾道薬剤師会の山田氏

本研修会の会場に心電図計の販売会社の担当者が最新型のデモ機を持参してくださいました。
また、この度の研修会では近隣の薬剤師会に大変お世話になりました。特に、Web参加による視聴環境を整えてくださいました山田先生をはじめとして尾道薬剤師会の皆様に御礼申し上げます。

広島びんごフィジカルアセスメント研究会 代表
薬学部 教授 杉原成美

 

学長から一言:本学薬学部教員の有志と地元の薬剤師の皆さんの協力で実施される日本薬剤師研修センターの認定研修会は、地域医療の発展に大きな役割を果たしているようです。コロナ禍を経て4年ぶりの対面実施となった今回の研修は、心電図に関する知識の啓発、浸透を目指したとのこと。運営に関わられた全ての皆様、お疲れ様でした。