【大学教育センター】BINGO OPEN インターンシップ事後研修を開催!

【大学教育センター】BINGO OPEN インターンシップ事後研修を開催!

「教科書で習ったことを、実際に体験することができた!」「就活の視野が広がった。まだ進路が決まっていない人にオススメ」「担当の方が皆さん優しく、自分の良いところに気づかせてくれた」
 
これらは、インターンシップで企業等での実習に参加した先輩から後輩たちへのメッセージの一部です。9月16日(土)に、夏のインターンシップ体験を振り返る事後研修が開催されました。1ヶ月前の事前研修の時と比べ、明らかに成長した様子を見せてくれた事後研修について、長尾コーディネーターが紹介します。(投稿者:大学教育センター 前田)
 
【過去の記事】
2023.08.31 【大学教育センター】未来創造館でインターンシップ事前研修を開催!

 


 今年度のBINGO OPEN インターンシップは福山大学、福山平成大学、福山市立大学、尾道市立大学の4大学から190名(延べ226名)の学生が参加し、75の企業・公的機関等で就業体験に励みました。福山大学においては全ての実習が完了した9月16日(土)に参加した学生たちが一堂に会して「事後研修」を開催しました。
 

未来創造館2階大講義室での研修の様子

 
はじめに、キャリア形成支援委員長の香川直己教授から開会の挨拶がありました。その中で「集団脳」という言葉が紹介されました。一人の学びで終わるよりも、多くの人の学びを共有することで、その価値が高まり、個々の能力も開花していくという内容で、まさに事後研修の意義を端的に表現した言葉でした。

 

開会挨拶:香川キャリア形成支援委員長

 
続いて大学教育センターの前田吉広講師から事後研修で取り組む「振り返り」について説明がありました。振り返りには、「①体験を経験に変える」「②表現できるようになる」という2つの目的があり、それらは今後の就職活動にもつながるという内容で、学生たちの表情も真剣度が増していきました。

 

前田講師(振り返り説明)

 
その後、前田講師の説明に従いながら、学生たちは「振り返りシート」と「プレゼンシート」を作成する個人ワークに取り組みました。このときに重要な意味を持つのが、実習参加中に学生たちが自ら記入した「目標達成度チェックシート」と「モチベーショングラフ」、そして受入先のご担当者様にご記入いただいた「参加学生評価表」です。これらのシートがあることで、学生たちは実習中の体験を反芻しながら、そして客観的な視点でも見つめ直しながら振り返ることができます。
 

振り返りシート作成中の学生

 
小休憩の後、学生たちはいよいよ事後研修の核である「プレゼンワーク」(シェアリング)に取り組みました。プレゼンワークでは実習先が異なる学生同士数名がグループとなり、直前の振り返りワークでまとめた内容を一人ずつプレゼンし、他のメンバーがフィードバックを行います。フィードバックは単なる感想で終わらないように、シックスハット法(客観的、直感的、肯定的、否定的、革新的、俯瞰的の6つの観点から考える発想法)を活用して、より多面的な気付きが得られるような工夫をしています。

 

プレゼンワーク1

 
このプレゼンワークを通じて、学生たちは実習で学んだことを自らの言葉で表現し、体験を経験に変えていきます。個人ワークのときには少し硬い表情で黙々とシートの記入に取り組んでいた学生たちも、グループワークになると表情が明るくなり、活発にプレゼンとフィードバックを行っていたのが印象的でした。まさに開会の挨拶で香川教授が述べられた「集団脳」が形成されていく様子を見ているようでした。

 

プレゼンワーク2

 
プレゼンワークを終えると、その様子を見ていたキャリア形成支援委員の教員から推薦を受けた学生数名が代表で全体発表を行い、推薦した教員から講評が述べられました。選ばれた学生たちは皆の注目を浴びる中でも堂々と発表を行ってくれました。最後に前田講師から総括と学生たちへの激励のメッセージが述べられ、事後研修の全プログラムを終了しました。
 

全体共有・講評

 
閉会の挨拶では、香川キャリア形成支援委員長から事後研修の振り返りを通じて自分自身が感じたこととの向き合い方について、示唆に富むアドバイスと慰労の言葉が贈られました。

 

閉会挨拶

 
最後に大学教育センターの向井勝也特命講師から今後の諸連絡がありました。事後研修は無事終わりましたが、BINGO OPEN インターンシップはこれで終わりではありません。学生たちは実習の集大成としてこれから「体験レポート」に取り組み、12月にはご協力いただいた受入先企業・公的機関等の皆様にも公開して「合同成果報告会」を開催します。また、体験レポートの作成前に、希望する学生には自分未来創造室のスタッフが個別で「インターンシップ振り返り面談」を実施します。
 
単なる就業体験で終わるのではなく、4月のオリエンテーションに始まり、12月の合同成果報告会までの長い過程を通じて、重層的に学生たちのキャリア形成を促進するのがBINGO OPEN インターンシップの最大の特徴です。そのために全学科のキャリア形成支援委員の教員や就職課とも連携しながら学生たちをサポートしています。

今後の諸連絡

 
事後研修を終えた学生の皆さん、おつかれさまでした。あともう少し、体験レポートの作成と12月の合同成果報告会まで引き続きがんばってください。最後までやり抜いた暁には、きっと確かな成長を実感できるはずです。我々、自分未来創造室のメンバーも皆さんへのサポートは惜しみません!
 
最後に、「地域で活躍する人を、地域とともに育てる」というBINGO OPEN インターンシップの理念にご賛同いただき、貴重な業務の時間を使って学生たちに学びと成長の機会を提供していただいた受入先企業・公的機関等の皆様に心から感謝申し上げます。

 

学長から一言:本学が地元4大学の中でリーダーシップをとる形で実施されるBINGO OPEN インターンシップの企業等での実習後の事後研修は、相当に深い内容で充実したものであったことが窺えます。参加者はみずからの経験を振り返るだけでなく、他の学生の経験や考え方を学ぶ良い機会になったことでしょう。この中から選りすぐりの優秀な発表を年末の合同成果報告会で聞くのが今から楽しみです。