【薬学部】米国生理学会誌The American Journal of Physiology-Cell PhysiologyのPaper of the Year Awardを受賞!

【薬学部】米国生理学会誌The American Journal of Physiology-Cell PhysiologyのPaper of the Year Awardを受賞!

米国Long Beachで開催されたAmerican Physiology Summit 2023において、福山大学薬学部の本田真知子助手が中心となって2022年度に発表した論文が、Paper of the Year Award(掲載webページ)に選抜されました!また、副賞として賞金も授与されました。今教授からの報告を学長室ブログメンバーの五郎丸が投稿します。

 


受賞した論文は、権威あるAmerican Journal of Physiology-Cell Physiology誌(IF=5.2)のVolume 322, Issue4に掲載され、タイトルは「Nephronectin influences EAE development by regulating Th17/Treg balance via reactive oxygen species」です。本論文では、腎臓形成に関わる分子であるネフロネクチンがセレノプロテインPと結合し活性酸素種の分解を介して多発性硬化症悪化に関与することを示し、ネフロネクチンを阻害することにより自己免疫疾患を治療できる可能性を示したことから、「Best of the Best」論文賞も受賞しております。

本田助手は、現在も本論文で得られた研究成果を発展させており、本受賞によりさらなる研究の進展が期待されます。

 

学長から一言:薬学部の本田真知子助手、米国生理学会の専門ジャーナルに堂々の論文掲載、しかも「最高の中の最高」賞受賞とは。おめでとうございます! 「素晴らしい」の一言に尽きます。今教授率いる分子免疫学研究室の仲間とともに根気強く続けた研究・努力の賜物でしょう。さらなる研究の発展を祈ります。