【経済学科】サンフレッチェ広島×福山大学連携授業を学生がレポート!

【経済学科】サンフレッチェ広島×福山大学連携授業を学生がレポート!

経済学科の授業科目「スポーツ経営学」(藤本倫史講師担当)では、今年度からプロサッカークラブである株式会社サンフレッチェ広島様と連携した授業を実施します。2024年に開設される新サッカースタジアムについて、学生が新スタジアムの現状と課題を把握し、最終的な提案を行う課題解決型の授業です。その授業の様子について藤本ゼミの経済学科3年の住田愛哉さんからのレポートが届きましたので、藤本講師とともに学長室ブログメンバーの中村和裕が報告したいと思います。

 


こんにちは。福山大学経済学部経済学科3年の住田愛哉です。福山大学とサンフレッチェ広島の教育提携講義「スポーツ経営学」のレポートです。この講義ではプロスポーツクラブを事例とし、マネジメントの基礎力を上げると共に、マネジメントの知識を深め、ビジネスの実践力も上げることも目標としています。

そこで、4月20日(木)の第2回目の講義では、サンフレッチェ広島 スタジアムパーク準備室長である信江雅美様にお越しいただき、2024年の開業される新スタジアムと「HIROSHIMA STADIUM PARK PROJECT」についてお話を伺いました。


 
新スタジアムの開業に合わせた新規事業についてのお話やサンフレッチェ広島の考える新スタジアムのあり方など、新スタジアムを通して広島を盛り上げたいという強い思いが伝わりました。また、参加した学生からの新スタジアムに関する質問や意見など対して、信江様にひとつひとつ丁寧にお答えいただきました。

本講義の最終回には学生たちが3チームに分かれ、サンフレッチェ広島に対して下記の3つのテーマに分かれスタジアムの新アイデアのプレゼンテーションを行います。

①広島市外の来場者を増やすためには?
②ユニバーサルデザインのスタジアムとは?
③平日の稼働率を上げるためには?

学生が主体となり、どのようにすれば各テーマがクリアされるかグループディスカッションを行い、新スタジアムの課題についてのプレゼンテーションを行い、新スタジアム運営上の有効活用へ繋げます。
私・住田は、②ユニバーサルデザインのスタジアムとは?のテーマに取り組みます。私は、障がいや性別、年齢などを越えて、みんなが楽しんで観戦できるようなスタジアム案を提案したいです。現在のエディオンスタジアムは入場ゲートから自分の観戦席までが坂道である点や階段が急である点、エスカレーターやエレベーターが少ないため階段での移動が難しいなどの課題がありました。それらの点が改善され、健常者と障がい者とか関係なく、みんなが楽しんで観戦できるようなスタジアム作りを提案できるよう資料作成を頑張って行きたいと思います。
最後に私が信江様のお話の中で印象に残ったことを話します。

質疑応答の際、私が信江様に「新スタジアムの中で1番ユニバーサルデザインだと思う点は何ですか?」と、お聞きした際、信江様は「街中にあることが1番のユニバーサルデザインだと思う」とおっしゃっていました。

エディオンスタジアムは立地やアクセスが悪く、初めて行く場合やスタジアムへの来場が困難な方にとって、1人で行くのには難しい施設です。しかし、新スタジアムは街中にあり立地もよくアクセスが良いためスムーズに行くことが可能になりました。新スタジアムはデザインだけでなくスタジアムの中へのアクセスもユニバーサルデザインになっています。これから新スタジアムの建設や2024年開業を通して、広島の街が更に盛り上がっていくことを期待しています。


報告してくれた3年生の住田さん、ありがとうございました。サンフレッチェ広島様に非常に前向きにご協力いただき、3つのテーマに関する課題解決に向けて、少しでも良いプレゼンテーションができるように学生たちと共に頑張っていきたいと思います。
サンフレッチェ広島は今期も好調です!ぜひ、皆さんもスタジアムへ足を運んでください! サンフレッチェ広島のHPのURLはhttps://www.sanfrecce.co.jp/
また当日は地元の報道機関の方々にも多数おいでいただき、取材をしていただきました。信江様をはじめサンフレッチェ広島の皆様や報道機関の方々を含め、お世話になった関係者の皆さまに感謝したいと思います。ありがとうございました。

 

学長から一言:経済学科スポーツマネジメントコースが中心となり、サンフレッチェ広島とのコラボが実現した今年度の「スポーツ経営学」の授業は興味津々の内容のようです。すでに授業を行って下さった信江雅美様、これからお世話になるサンフレッチェ広島の関係の皆さまに私からも感謝を申し上げたいと思います。実りある授業になることを願っています。