【スマートシステム学科】緑丘小学校の巨大イルミネーション

【スマートシステム学科】緑丘小学校の巨大イルミネーション

12月のクリスマスシーズンとなり、街中で綺麗なイルミネーションを目にする機会も増えてきました。以前のブログで紹介したように、福山大学でも現在、キャンパスイルミネーションが夕方になると点灯していますが、スマートシステム学科フェイスブックはこちら)の田中准教授から、福山市内の小学校のイルミネーションの製作に協力していることについて報告がありました。このことについて、スマートシステム学科学長室ブログメンバーの伍賀が紹介します。

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「緑丘小学校 巨大イルミネーションで町をつなごう」が10年目になりました。

工学部スマートシステム学科の田中です。福山市立緑丘小学校では、6年生の特別授業として校舎にイルミネーションを飾り付けて、小学校を支援してくださる地域の人に感謝の意を表す行事を10年前から続けています。本ブログのレポーターの田中は、この行事には当初から技術指導員として参画してきました。

緑丘小学校「巨大イルミネーションで町をつなごう」10周年記念

12月9日(金)の夕方、在校生の家族や近隣の人が集まる中で点灯式が行われました。コロナ禍でここ数年はオンライン開催が続いていましたが、今年は驚くほど多数の方に参加していただき、この行事への期待度が伝わってきました。今年は、コロナ以前に行っていた自転車で発電した電気を使ってイルミネーションを点灯するシステムを復元して会場に設置しました。6年生の有志が製作したドラゴンクエストの勇者の剣と盾がイルミネーションで光り、自転車を一生懸命漕ぐほどイルミネーションが広がるというギミックになっています。ペダルまで足が十分に届かない低学年の児童がなんとかしてイルミネーションを点灯させると、あたりから拍手が起きました。

 ドラクエの勇者の剣と盾が光る

校舎に張り付けられたイルミネーションには「にこちゃん」マークが3つもあります。「笑顔であいさつ」することが象徴的に強調されています。リクエストもあり、画像認識技術をを使って「笑顔のレベル」を計測して、テープ型LEDで表示する装置を作って会場でデモンストレーションを行いました。目の形や口元の形を数値化することで笑顔のレベルを判定します。2人並ぶと2人分の笑顔を計測することができます。こちらも大変好評で、マスクをはずして笑顔を見せる子どもたちの行列ができていました。

 

 笑顔レベルを計測する装置

今年は10年目の一区切りとなり、私の指導員としての役目は一段落となります。来年からの取り組みがどのように発展していくのかとても楽しみにしています。

点灯式終了後のイルミネーション+(田中准教授)

 

 

学長から一言:10年もの長きにわたって地元の緑丘小学校のイルミネーション点灯行事の指導に当たって来た田中聡准教授、たいへん素晴らしいことです。そうした地道な協力が大学と地域との結びつきを強め、個人としてだけでなく、福山大学に対する地域の方々からの信頼につながるのだと思います。将来、この小学校の児童の中から、あの時の先生のもとで学びたいと考える人が現れるかも知れませんね。