【スマートシステム学科】超異分野学会大阪大会2022に参加、知の「衝突」体験!

【スマートシステム学科】超異分野学会大阪大会2022に参加、知の「衝突」体験!

8月27日(土)に「超異分野学会大阪大会2022」が大阪で開催されました。このイベントへの参加の様子について、工学部スマートシステム学科学長室ブログメンバーの伍賀が報告します。私の研究室から、“身体性ロボティクスのさらなる発展”という研究テーマのポスター発表とブース展示を行い、研究担当をしているゼミ生が解説役として参加しました。

超異分野学会大阪大会2022 ウェブページより

さて、超異分野学会とは、分野や業種の違いにとらわれない学際的な研究発表のイベントであり、理系・文系の垣根を取り払った数多くの面白い研究テーマが持ち寄られ、新しいコラボレーションが産まれることが期待されているイベントで、今回の大会テーマは変化を起こす、知の「衝突点」と設定されました。

我々、工学部スマートシステム学科「身体性ロボティクス研究室」の研究内容を紹介するため、「身体性ロボティクスのさらなる展開」というテーマで出展しました。内容は、ゼミ生が取り組んでいるロボティックスワーム(群ロボット)、スマート農業のための全方位カメラデバイス、光学式触覚センサなどを持ち込み展示し、学生はそれらの説明とデモンストレーションを行いました。また、3年生が主に取り組んでいるドローンプロジェクトの内容も展示しました。

展示ブース:全方位カメラとその画像(左)、スワームロボット単体(中)、

触覚センサデモ(右)、ドローン(手前)

左から全方位カメラ担当:本田義典君(大学院研究生)、スワームロボット担当:村上力丸君(修士1年)、触覚センサ担当:行平将望君(4年)

また、学生有志のドローンチームから、3年生の山田幸輝君と市川智也君も参加しました。彼らも自分たちで取り組んでいる「ドローンを用いた災害救助システム」のプロジェクトの紹介を行いました。ドローンを活用した研究というのは、PR力があり、多くの来場者の方々に興味をもってもらえていました。

ドローンプロジェクトを説明する3年生の山田幸輝君

今回参加した「超異分野学会大阪大会2022」では、興味深いイベントがありました。この学会でポスター発表などを行った研究者同士がコラボレーションを行い、即興で研究企画案を出すという「Knowledge Manufacturing Ignition(パートナー:株式会社フォーカスシステムズ)」 というコンテストが開催されました。我々の研究室は、東京海洋大学大学院の大学院生の方に声をかけていただき、新たなドローン改良プロジェクトを提案し、研究企画案を提出しました。コンテストの方は残念ながら入賞を逃してしまいましたが、これから新たな共同研究の動きが起こることを期待しております!

Knowledge Manufacturing Ignition 研究の打ち合わせをする山田君と市川君

超異分野学会に参加したスマートシステム学科3年生、伍賀研究室ゼミ生の皆さん、お疲れさまでした!今回の経験がこれから大きな糧になって伸びていくように期待しています。

 

 

学長から一言:狭い専門学問領域にとらわれず、理系・文系の壁さえも取っ払って、全く斬新な発想、開発、研究を目指そうという超異分野学会の大会への参加、実に興味深い。スマートシステム学科につながる院生・学部生の皆さんの緊張と興奮が伝わってきます。新たな知を生む着火点の意味でしょうか、Knowledge Manufacturing Ignitionという、参加した異なるチーム同士が即興で考えたアイデアや企画案を競うコンテストもユニーク。冷え込みの見られる日本の科学・技術の復興への起爆剤になれば良いですね。