【工学部】みらい工学プロジェクトでSAがサポートして大学のSNS戦略をデザインリサーチ!

【工学部】みらい工学プロジェクトでSAがサポートして大学のSNS戦略をデザインリサーチ!

工学部みらい工学プロジェクト「UXデザインに基づくサービスデザインプロジェクト」では、今年度はSA(スチューデントアシスタント)とともに、福山大学のSNS戦略についてデザインリサーチを進めています。このことについて、学長室ブログメンバーで工学部の中道が紹介します。

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工学部のみらい工学プロジェクトは、工学部の各学科が協調して取り組む学科横断型の教育プロジェクトです。様々なテーマのプロジェクト授業が実施されています。その中の「UXデザインに基づくサービスデザインプロジェクト」では、実際のユーザーを具体的にイメージしたうえで、Happyなストーリーを提供するサービスをデザインします。

このプロジェクトでは「DX推進人材」を育成しています。DX推進人材の中でも、主にビジネスデザイナー、UXデザイナーを育成しています。
DX推進人材の育成全般については、次の「デジタル・トランスフォーメーション推進人材の機能と役割のあり方に関する調査」から知ることができます。
https://www.ipa.go.jp/ikc/reports/20190412.html

「DX推進人材」を育成しています

「DX推進人材」を育成しています

今年度は、福山大学内のInstagram担当者をクライアントに迎えて、「受験生の欲しい情報を届ける」という目的を掲げ、そのためのSNS戦略のデザインを1年の受講生が企画・立案しています。

現在、福山大学ではテレビCMや以下のSNSを通じて情報発信を行っています。
・YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCpQbJreJ6hSjGPyoUdci_YQ
・Facebook: https://www.facebook.com/FukuyamaUniversity
・LINE: https://page.line.me/?accountId=fukuyama-u
・Instagram: https://www.instagram.com/fukuyamauniv/

不確実性の高まる社会において、正しい問いを立て、正しいプロダクトを作り続けるためには、人々の気持ちになってプロダクトを作るのではなく、人々をプロダクト開発プロセスに巻き込み、人々の生活を理解し、人々と共にプロダクトを作る必要があります。そのための方法が「デザインリサーチ」です(「デザインリサーチの教科書」の案内から)。

今回、4年生のSAを巻き込むことによって作られた「受験生のときに利用した(目にした)コンテンツは?」のアンケート項目が以下になります。

「受験生のときに利用した(目にした)コンテンツは?」のアンケート項目

「受験生のときに利用した(目にした)コンテンツは?」のアンケート項目

大人が作ると、YoutubeやInstagramとひとくくりにしてしまうと思いますが、YouTubeであっても実際に見る場面でまったく違うサービスとなります。このアンケート項目は、大学生だからこそ作ることができたと思います。

「受験生のときに利用した(目にした)コンテンツは?」の結果を一部紹介します。アンケートへの回答の多かった順に、上位から挙げると、

・Youtube発信コンテンツ(登録後)
・Youtube発信コンテンツ(検索)
・Webサイト(検索)
・テレビ
・Twitter(フォロー後)

若者のテレビ離れの記事をよく目にするため、意外にテレビを見ているんだなと思われるかもしれません。情報を届ける媒体としては、テレビがまだまだ重要であることがわかります。

現在は、これまでのリサーチの結果をふまえて、UXデザインの手順に従って「受験生の欲しい情報を届ける」ためのデザインを進めています。

デザインリサーチに取り組む様子

デザインリサーチに取り組む様子

UXデザインにもとづいてサービスデザイン

UXデザインに基づいてサービスデザイン

 

 

学長から一言:大学選びに際して受験生が何を情報源にしているか、私などもたいへん関心のある事柄です。SNS優勢が伝えられる中で、テレビCMもまだまだ存在をアピールしていて面白い。また、SNSであれば、より具体的に何を、どのように活用すれば最も効果的か?みらい工学プロジェクトの一つである授業の受講生の皆さん、上級生SAと一緒になって、UX(ユーザー体験)に即した本当に役立つツールと手法をデザインして下さい。