【大学教育センター】2022年度インターンシップ合同企業説明会を開催!

【大学教育センター】2022年度インターンシップ合同企業説明会を開催!

3年ぶりの対面開催が実現した「BINGO OPEN インターンシップ合同企業説明会」! 十分な感染防止対策を行うことで、受入企業約70社と備後地域の4大学の学生約400名が出会う貴重な機会となりました。その様子について、学長室ブログメンバーの前田が紹介します。

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コロナ禍の影響により、2020年、2021年の2年間はオンライン開催となってしまった合同企業説明会ですが、今年度は、遂に3年ぶりの対面開催を実現することができました。BINGO OPEN インターンシップのメインイベントの一つでもある「合同企業説明会」は、備後地域4大学(福山大学、福山平成大学、福山市立大学、尾道市立大学)の学生が自由に参加することのできる福山大学が主催する広島県東部地区最大規模のインターンシップイベントです。久しぶりの対面開催ということで準備に少し手間取ることもありましたが、予想を超える数の学生が来場し、盛会のうちに終えることができました。

対面による実施会場での感染症防止対策として、まず、3部制(第1部:13:00〜14:30、第2部:14:50〜16:20、第3部:16:40〜18:10)を採用しました。各部あたりの企業ブース数を最大27個に制限し、ブース間隔を広くとり、余裕をもって移動、聴講できるようにしました。また、会場入口の受付に検温器と消毒液を設置し、各部の入館の際に必ず体温チェックと手指消毒を行わなければならないように導線を設けました。さらに、この度は、各部90分間を説明時間15分移動時間5分間の4クールに分け、20分毎にブースを移動する方式をとりました。その際の移動順路も設け会場内の移動中の混雑を避けることに努めました。

会場入口に設置された検温器

企業ブース交代中に屋外で待機する様子

会場内の企業ブース(1)

会場内の企業ブース(2)

オンライン企業ブース

会場を俯瞰した様子

この日は、業務の関係で直接会場にお運びいただくご都合がつかなかった企業の方がリアルタイム・オンラインで対応してくださいました。結果として、この度の合同企業説明会はハイフレックス開催となり、新しい合同企業説明会の在り方にも挑戦することができました。

コロナ禍を経て、3年ぶりの対面開催で取り入れたもう一つの新機軸がオンラインでの参加アンケート調査です。これまでは、出口で参加者にアンケート用紙に記入してもらい、提出箱に投函後に退場していたのですが、出口で学生が滞留すること、また、後の集計に時間が掛るということ、さらに、大量の紙を使ってしまうという課題がありました。この度は出口アンケートをOFFICE365のFormsを用いて作成し、出口付近の壁に掲示したQRコードですぐに回答ページにアクセスできるようにしました。結果は良好。当日は天候に恵まれたこともあり、学生は風通しの良い会場の外で、各自のスマートフォンから直ぐに回答していました。

ペーパーレス化が図れ、その上に、極めて短い時間で集計が完了し、その日の晩には集計結果がまとまりました。最後にその結果に触れてみましょう。

説明会に参加した学生対象のアンケートによると、インターンシップに参加してみたいと思った理由については「受入企業の説明を聞いて、インターンシップの内容に魅力を感じた(81名)」と回答した学生が最も多く、「説明をしてくれた人に魅力を感じた(16名)」といった回答が続いており、今回の説明会が学生の皆さんにとってインターンシップ先を選ぶための有意義な機会になったと窺い知ることができました。また、当日会場で学生数名に合同企業説明会の感想を聞いたところ、「募集要項を読むだけではわからなかった、会社の雰囲気や実習の詳細がわかった」「聞いたことのない名前の会社だったけど、実習内容の話を聞いて興味を持った」といった意見を聞くこともできました。

この度の合同企業説明会では1部を4クールに分け、時間を区切ってブース移動したことを先に述べましたが、その際、最初の2クールは運営側が抽選で聴講ブースを指定しました。つまり、学生にとっては初めて名前を知る企業もあったということです。何事にもメリットとデメリットがあるのですが、先の会場でのコメントに加えて、アンケートにも「興味が無いと思っていたところでも、興味を持てるようになった」「大学で学んでいない分野にも興味が持てた」「自分の知らない企業が知れてよかった」「知らない企業(の話)もきいてみて進路に視野が広がった気がした」など、新たに気づき、視野が広がったという感想が多くありました。この点はキャリア教育の目的に沿った成果と感じています。一方で、企業の計画しているインターンシップの内容が自分の専攻と相違していたケースもあったようです。この点は、改善を行う必要を感じています。

しかしながら、対面だからこそ感じられることも多かったのではないかと思います。本当に多くの躍動感あるコメントがありました。会社の雰囲気や実習に関する詳細情報を、学生の皆さんがしっかりと受け取ることができた証であると思っており、この会が対面で実施できたことを嬉しく感じています。

ご賛同、ご協力いただきました関係各位に心から御礼申し上げます。

次のステップは、いよいよ希望する企業へのエントリーです!のんびりしていると、あっという間に締め切りの6月8日(水)になってしまいますので、参加を希望する学生の皆さんはすぐに応募者個人票の作成準備に取り掛かってください。エントリーにあたっての疑問や質問は、未来創造館2階の自分未来創造室で受け付けていますので、気軽に相談に来てくださいね。自分未来創造室のスタッフ一同、多くのエントリーをお待ちしてます!

 

 

学長から一言:ウイルス感染防止のあらゆる防御策を講じた上で、対面でのインターンシップ合同企業説明会は大盛況だったようです。企画・運営に当たった皆さんはハラハラ、ドキドキの連続だったことでしょう。お疲れ様でした。多くの企業の皆様のご協力を得ることができて、参加した学生の皆さんの視野は大いに広まったようです。良い出会いや縁を通じて、本番のインターンシップでも大きな収穫がありますよう願っています。