【大学教育センター】自主ゼミF4「二上り踊り」に飛び入り参加!

【大学教育センター】自主ゼミF4「二上り踊り」に飛び入り参加!

「地元福山の魅力を、実際に肌で感じること」。今年度、福山青年会議所の方々と一緒に福山の魅力を発見し、広く発信するための力を養う「発信力向上プログラム」に取り組む自主ゼミ「F4」では、その活動の一環として福山の夏の一大イベント「福山夏まつり」の初日を飾る「二上り踊り」に飛び入り参加してきました!

その時の様子と実際に体験して感じたことについて、2代目ゼミ長を務める3年生の大和永樹さんにレポートしてもらいたいと思います。(投稿者:大学教育センター 前田)

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こんにちは。工学部情報工学科3年生の大和永樹(やまと  はるき)です。

今回は、私がゼミ長を務めています自主ゼミ「F4」のメンバーと一緒に、8月13日(月)に行われた福山夏まつり「二上り踊り」に飛び入り参加してきた様子をお伝えします。

 

『二上り踊り』とは、、
地方の奏でる三味線の二上りを基調に、胡弓の三下り、尺八の合奏にあわせて、ステップの度に四つ竹で拍子をとりながら踊る。 格好は、頭に男は鉢巻・女は手拭で包み、手に四つ竹を持ち、浴衣の裾をまくり、白足袋に草履を履く。 みずから踊って楽しむことが目的であるため、基本のステップ以外は組によりおのおの独自の形で踊られている(ネットから参照)

福山夏祭り https://fukuyama-matsuri.jp/natsu/

 

二上り踊りは福山の夏祭りでの演目の一つとして、地域住民の方に良く知られています。毎年、参加団体の中には飛び入り参加の方だけでなく、地元企業の方も参加しています。今回、F4からは15名が参加しました!さらに、今年の2月に学生交流をした神戸芸術工科大学の2年生の学生1名も加わり、計16名で二上り踊りを楽しみました。

練習の様子

練習の合間に商店街を散策

涼しいと思ったらこんなものが!

 

また、一緒に参加したメンバー2人の感想も紹介します。

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人間文化学部心理学科3年生 藤井香帆

「祭りにも踊りにも今回が初めての参加でした。飛び入り連として初めての方々と踊ることは、顔見知りの方々と踊る時とはまた違う楽しさがありました。また、プロのおじさんにダンスを教えてもらいましたが、ステップが難しく苦戦していると「違うで。ヨコマエヨコマエや。」と優しく教えてくださり、何かを教わる時というのは良い交流の機会となることを実感しました。私は福山駅近くでアルバイトをしていますが、毎年駅の近くでこんなにも多くの人がここへ踊りに来ているとは知らず、自分では気づいてないだけで、このような賑やかな景色がまだまだ福山にも多く存在するのだろうなと感じました。これまでは地元のイベントに興味を持つことがなく、存在すら知らないことがほとんどでしたが、この祭りに参加して、まず興味を持ってそこへ出向くことがその地域の魅力を知っていく一歩なのだと学びました。」

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経済学部経済学科2年生 葛島一騎

「私はここ福山で生まれ育ったこともあり、この祭りのことは小さい頃から知っていました。しかし、実際に肌で感じるのは初めてのことで、自分たちの踊りがどれだけの人に見られるのか、期待と緊張でいっぱいでした。いざ始まってみると、私たちの踊りを見る誰もが笑顔で、心からこの祭りを楽しんでいるのだと感じました。私もそれに応えようと、自分にできる精一杯の踊りをしました。本当にその祭りで福山市が一体となって楽しんでいるのではないかと感じられるような祭りでした。この町の良さをもっと伝えられる、そんなイベントに自分も積極的に参加していこうと思いました。」

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誰でも参加可能な飛び入り連

初めての二上り踊りを披露

たくさんの応援をいただきました

 

今年度、私たち自主ゼミ「F4」では、福山青年会議所の方々と協働して5月~10月の約6ヶ月間「地域の魅力発信」というテーマで勉強会を行っています。これまでに2回、「背景・魅力の考え方」や「魅力の捉え方」をテーマに勉強会を行ってきました。

地元の方や地元企業の方が集まる二上り踊りに参加して、ステップを教えて貰ったり、三味線のリズムに合わせて一緒に踊って地域の方とコミュニケーションを取ることで、知識として「二上り踊り」を理解するのではなく、実際に体験することで祭りの魅力をより濃いものとしてインプットすることができました。

しかし、今回参加するにあたって私が思ったのが、福山出身のF4メンバーでさえもニ上り踊りに参加するのが初めてだったり、または二上り踊りのことをほとんど知らなかったということでした。福山市内ではチラシが貼られていたり、公式のHPが開設されて広報はされているのですが、私たちはそれに「参加する」という意識ではなく、夏祭りの演目の一つとしてしか見ていないのではないかと感じました。

もし、学生や若者に参加を呼びかけるのであれば、若い人が参加したいと思うように参加している人がもっと楽しめる形にすることが大切だと思いました。例えばですが、今回私たちが仮装して飛び入り参加したように、伝統的な衣装だけでなく様々な衣装で見ている側でも参加する側も楽しめる、そんな二上り踊りになっていくと今よりももっと多くの学生や若者が参加する祭りになるのではと思いました。

 

仮装して楽しみました

 

私たち自主ゼミ「F4」では、プレゼンテーションスキルの向上に加えて「同世代と社会をつなぐアイデア」を生み出す力も養っていきたいと考えています。今後も様々な地域のイベントに参加し、その魅力や課題を肌で感じることで、課題の本質を見抜く力とそれを解決する力をメンバーと一緒に高めていきたいと思います!

 

学長から一言:福山大学を卒業するときは、「地域の課題を的確に把握することが出来る。その課題を解決する思考力と実行力を身に付けている」を、学生には目指して欲しいと思っていますが、F4の皆さん、がんばっていますねッ!!!