7月26日 松永近辺の状況について

7月26日 松永近辺の状況について

西日本を中心に各地に大きな被害をもたらした「平成30年7月豪雨」に際し、被災された皆様には謹んでお見舞い申し上げます。

7月5日からの豪雨により、本学も7月17日より授業再開となりましたが、いまだに鉄道を中心とした交通機関に運転見合わせ等があり、日常生活に大きな影響が出ています。工学部スマートシステム学科の伍賀が、今回は、松永在住の一個人の視点で、福山大学が立地している松永近辺の現在の様子をお伝えします。

鉄道の状況

現在、JR山陽本線の三原-海田市、呉線全線が運転見合わせとなっています。鉄道の復帰は、笠岡-福山が7月14日(土)に再開、その後、福山-三原が7月18日(水)に再開し、松永駅にもようやく電車が通りました。しかしながら、広島方面へは在来線で移動することができず、また、運転を取りやめている便もあります。下記は松永駅での掲示です。改札前に設置された駅時刻表では、以前の広島行、岩国行の電車が糸崎・三原行となっています。また、呉線接続は当分の間行われないため、白いテープで覆い隠されていました。

運転取りやめの便の掲示、また7/28に行われる「おのみち住吉花火」に関する注意

駅時刻表 橙:三原行、赤:糸崎行、黄色:とりやめ

 

大学周辺の河川・湖沼の状況

福山大学のスクールバスがすぐ側を通り、河川清掃やホタルの夕べなどのイベントもあり、福山大学となじみが深い本郷川です。7月6日・7日は氾濫などはありませんでしたが、増水によって一部川岸の土が流されてしまった箇所があります。また、豪雨の日からしばらくは、流木などが新幹線や自動車道の高架の橋脚にたくさん引っかかり、川原にゴミとして積まれていたようですが、現在は綺麗に清掃されています。

スクールバス経路、消防署今津出張所より少し北の川岸の土が流されています

新幹線・自動車道の高架の橋脚、土砂や流入ゴミなどは撤去されました

東大橋から川下の方向、こちらも綺麗に清掃されました

 

また、この地域は多くのため池があります。福山市内でもため池の決壊により、人的被害が発生しました。大学内、大学周辺のため池も、大雨により一時かなり増水しましたが、氾濫や決壊などの警戒を促すアナウンスはされませんでした。しかしながら、老朽化したため池の安全性は今後注意深く見守る必要があるように感じます。

大学近辺の福山西ICの近くのため池に増水の跡

スクールバスや大学アクセスに関して

JR松永駅の再開で、スクールバスも以前の時刻表通りの運行を再開しました。今回、7月6日・7日の大雨からしばらく、JRの再開に時間を要したことにより、移動手段に困る期間がありました。また、広島方面へのJR山陽本線の復旧は11月頃、呉線の復旧は来年1月頃とされており、時間がかかりそうです。一日も早く、これまでの日常が戻ってくることを願います。

松永駅近くの大学バスステーション

 

学長から一言:被災地の皆様、まだ大変な日々を過ごされていることと思います。心よりお見舞い申し上げます。大学HPの「お知らせ」にも述べていますように、本学もようやく授業を再開し、登校手段の難しい学生達の手当も終わり、補講や期末テストの予定も立て直し。。。ほっとしたところだったのですが、なんと台風が近づいてきました。。。新たな災害をもたらさないことを祈るばかりです。