Welcome back, Joe!(お帰りなさい、ジョー君!)

Welcome back, Joe!(お帰りなさい、ジョー君!)

今から2年ほど前に米国インディアナ大学から派遣され、福山大学で8週間の英語ティーチングアシスタントとして活躍したジョセ フ・ペキュリス君(Joseph Peculis、愛称はJoe)。同大学の教育学部4年生として異文化環境の中での教育経験を積みました。卒業後はアメリカで高校教師になった彼ですが、なんとインディアナ大学の新たなプログラムにより、福山大学に帰ってきてくれました!そんな嬉しいニュースを、学長室ブログメンバーのT-boneがお伝えします。

2018年6月11日、2年ぶりに来学したJoe 君は、大塚副学長・大学教育センター長と一緒に、松田学長を表敬訪問しました。

Joe君は大学卒業からこれまでインディアナポリスにあるNoblesville High School(ノーブルズビル高等学校)で化学の教師として勤めてきました。

今年で教師生活2年を終えて節目(2年間は新任教員の研修期間に相当するそうです)を迎えたJoe君は、ちょうど1カ月の休暇が取れたので、インディアナ大学が今年度から新たに実施している「経験を積んだ教師のための海外研修プログラム(Overseas Program for Experienced Teachers)」に参加しました。

これは、海外の経験豊富な教育機関と提携し、直接的な教育を行う環境の下で、新しい教授法のアイデアや教材を開発するとともに、教育のプロフェッショナルとしてのスキルを磨くプログラムです。滞在中はホームステイを行うことで、異文化生活も体験します。修了者はインディアナ大学院から単位を取得することができます。

彼は教師としてのキャリアを更に発展させたいという志のもと、3週間の同プログラムに参加し、嬉しいことに研修先として福山大学を選んでくれたのです。一教職員としてはこれ以上の喜びはありません。前回の研修では、大塚副学長をはじめ多くの教職員の温かいサポートがありました。また、Joe君も熱心に英語授業のサポートを行い、多くの学生・教職員に受け入れられました。このように人と人とのつながりが、新しい未来を生んでいくのが、大学の醍醐味の一つだと思います。Joe君には今回も多くの学生が授業でお世話になります。その中からまた次のつながりが 生まれていくことでしょう。

話を学長室訪問に戻します。歓談では、前回の来日の際に、Joe君が地元の観光文化イベント「鯛網」に参加し、市民の方々と交流したことが話題にのぼり、彼にとって良い思い出だったようです。

(当時の学長室ブログを懐かしむ様子)

ところで、Joe君はこの2年間で、日本語の学修にも力を入れており、松田学長からの簡単な日本語の質問にしっかりと受け答えできていました。また、彼からは包み込むような優しさが不思議と感じられ、この2年間で教師としてすっかり成長したのだなと感慨深く思いました。

これから3週間という短い期間ですが、Experienced Teacherとして、福山大学の英語の授業 をサポートします。学生のみなさん、キャンパスで彼を見かけたら、どうか気軽に「ハーイ」「ハロー」、そして 「こんにちは!」と話しかけて、彼の楽しい思い出作りに手を貸して下さい。

 

学長から一言:「ノッポのジョー君」(私の付けたあだ名)が、「帰ってきたジョー君」になりましたよ!うれしいですねッ!英語の苦手な学生を優しくしっかり鍛えてくださいねッ!!!