【薬学部】村上信行先生が旭日双光章を受章!

【薬学部】村上信行先生が旭日双光章を受章!

旭日双光章(きょくじつそうこうしょう)は、国や公共に対し功労のある者に授与される章です。本学の客員教授でもある村上信行先生が、薬事に功労したことで受章されました。薬学部 猿橋裕子 准教授からの報告を、学長室ブログメンバーの薬学部 五郎丸が紹介します。
村上先生は、長年薬剤師会で活躍され、現在は広島県薬剤師会常務理事や福山市薬剤師会会長の重責を果たしておられます。
 
その村上先生が松田学長を訪問し、受章を報告されました。
 
和やかに談笑されています(左より村上先生、鶴田薬学部長、松田学長)
 
折角の機会です。村上先生にインタビューしました。
 
受章されたお気持ちは?
★私でいいの?という気持ちが一番でしたが、40年近く薬剤師会のお手伝いをしてきたことが認められたということは、自分自身の功労というよりは薬剤師会の功績でもありますので、お受けいたしました。自分が特別の何かをしたわけでもなく、やれることをやってきただけです。
 
なんと謙虚なのでしょう! 
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ですね。
 
受章の当日 奥様とのお写真
 
ところで、叙勲の時のことを聞かせてください。
 
叙勲はどのように行われるのですか?
★11月に伝達式が広島県庁で行われ、12月13日に皇居にての天皇陛下拝謁式に参列いたしました。厚生労働省関係の受章者だけでも300名ほど、さらに配偶者が同伴しますから500名にはなります。バスをつらねて参内し、宮中晩餐会などが行われる豊明殿という大広間で、天皇陛下に拝謁しお言葉をいただきました。
 
そんなに大人数なのですね。
 
天皇陛下とはどれほどの距離で拝謁されたのですか?
★陛下は、3メートルほどの距離をゆっくりと歩かれました。当然ですが、とても品のある方で気の引き締まる感でした。
 
天皇陛下と3メートルの距離はすごい!
 
皇居の印象は?
★坂下門をくぐってしばらくすると、とても静かな空間となり、宮殿内はなんといっても絨毯が素晴らしかったです。
足を置くとフーと沈みます。何重もの織物で百数種の色糸が使われている赤を基調とした茜色のような複雑な色合いでした。
 
そんなジュータン踏みしめてみたいです!
 
 旭日双光章 勲章と勲記
 
思ったよりも、この額縁は重いですね。
 
こちらが勲記と勲章ですか?
★そうです。
通常は賞状と呼ばれますが、「勲記」だそうです。勲記の真ん中に押されている国璽は、天皇陛下が押されるとも言われ、行われた場所も記されています。私のものには「皇居において」と記されていますが、那須や葉山の御用邸バージョンもあるそうです。
 
すごい印鑑?いえ、国璽ですね。大きさからするととても重そうです。
場所が記されているとは、“3へェー”です!!
 
40年にわたり医薬分業の先頭を走ってこられ、国から功労を認められ叙勲された村上先生。
最後に福山大学の学生にお言葉をいただけますか?
★私が医薬分業に関わったときは、薬剤師という資格を生かしたアイディア的スタートでしたが、40年たった今は、完全分業とはいかないまでも70%以上の分業率で、職能そのものになっています。福山大学薬学部の創学理念は医療薬学で、広く現場の薬剤師の職能を支えてくれました。全国に先駆けて「薬局実務実習」を取り入れられ、今や国が進めている薬剤師職能の「物から人へ」の転換に多大な寄与が出来ています。私は、その実習との関わりのなかで6年制となった「薬剤師教育」に実務者として教壇に立ち、様々な薬剤師のあり方を伝える役割を担ってまいりました。今、皆さんが学んでいる高度な薬学的知識をもって、あらゆる面からの健康をサポート出来る態度を修得した薬剤師が数多く福山大学薬学部から巣立っていくことを願い、地元薬剤師会として期待しています。
 
 
 
学長から一言:本学の客員教授でもある村上信行先生、永年の薬剤師としてのご貢献、薬剤師会へのご貢献、お疲れさまでした。。。そして、旭日双光章の授章、お・め・で・と・う・ご・ざ・い・ま・す!!!