【就職課】ワークルールの基礎知識はバイトにも通用します!

【就職課】ワークルールの基礎知識はバイトにも通用します!

働くうえで必要な労働法の知識(ワークルールの基礎知識)を学びました。

その様子について、就職課の平が報告します。

 

11月20日(水)、3年生の就職ガイダンスとして、また昨年この講座を受講できなかった4年生も対象とし、北海道から沖縄までの諸大学で講演をされている一般社団法人ワークルールの鯉渕先生にお越しいただきました。

一般には、福利厚生などと言われている労働条件についてです。

労働時間や時間外労働の賃金の仕組みや有給休暇など、企業の求人票を見る際に必要な事項の説明がありました。

通常、年次有給休暇は入社後6ヶ月以上勤務しないと取得できないのですが、最近は他社との差別化のために、入社後すぐ取得可能というような条件を出す企業もあるそうです。

 

最低賃金についてです。

10月に改訂になった最低賃金の話では、全国が4つの賃金ランクに分けられており、広島県はBランクで871円です。

ちなみに、東京都はAランクの1013円、岡山県はCランクの833円、沖縄県はDランクの790円といった具合です。

これは、アルバイトも同様です。学生の皆さん、今一度、時給の金額を確認してみてください!

 

ハラスメントについてです。

立場による感覚の違いやコミュニケーション不足でのハラスメントを受けた場合は、プロフィギュアスケーターの織田信成さんのケースなどを例にして、「やめて欲しい」と意思表示をしたり、会社へ相談するという対処法も教えていただきました。

最近は、マタハラ(マタニティーハラスメント)という言葉もあるようです。

 

 

労働者の義務と権利についてです。

そして、働くときのマナー(義務)をきちんと果たし、働くときのルール(権利)を主張する。

この2つのバランスが大切と言われました。

 

 

最後に、給料について、本人が受け取る手取り額と会社が支払う金額の違いを説明されました。

求人票に基本給20万円と書いてある場合です。

一般的に、手取りでは、税金や社会保険料などを引かれて17万程度となります。

本来は、健康保険、雇用保険、労災など社会保険の費用は本人が払うものを会社がその半分を負担するため、会社側は給与として総額23万円を支払っていることになるのです。

これだけしかもらえない・・・という若者の不満の裏には、これだけ支払っているのに・・・と感じている企業側の思いがあることも覚えていてほしいです。

 

学長から一言:確かに、就職に際しては、こういう労働条件についての基本知識を知っていると言うことは、とても重要ですねッ!社会人になるための第一歩!!!鯉渕先生、ありがとうございました。