【心理学科】学生が県警ボランティアとして活動中!

【心理学科】学生が県警ボランティアとして活動中!

今年度も、新しく犯罪心理学研究室に配属された学生達が広島県警察サイバー防犯ボランティアとしての委嘱を受けました。その時の模様を委嘱式に同席した平伸二教授からお聞きしましたので、学長室ブログメンバーの野寺(心理学科)が報告します。

委嘱式の様子

委嘱式には広島県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課長の若林栄児警視(3月まで科学捜査研究所長)がゼミの時間にお見えになり,一人ひとりに直接委嘱状を渡していただきました。2月に既に委嘱を受けている7名に続き,新たに犯罪心理学研究室のメンバー8名(院生1名,新3年生7名)が4月19日(木)が委嘱を受け,これで犯罪心理学研究室のサイバー防犯ボランティアは15名となりました。

 

 

委嘱式に先立ち,若林警視から,コンピュータやスマートホンなどの情報機器に強く,SNSを頻繁に利用している大学生はサイバー犯罪ボランティアとして大いに期待していることが訓示として述べられました。
委嘱式後「サイバー防犯ボランティア活動のためのマニュアル」が配付され,サイバー防犯対策課の専門家から活動に関しての指導を受けました。

サイバー防犯ボランティアとしての具体的活動

指導の中で,サイバー防犯ボランティアの活動とはサイバー空間における防犯ボランティア活動のことであり,①犯罪被害防止のための教育活動,②広報啓発活動,③サイバー空間の浄化活動の3つの活動を中心に取り組むように求められました。特にサイバー空間の浄化活動は,違法・有害情報や緊急性のある案件(爆破予告,自殺をほのめかす)を見つけ出す,サイバーパトロールが取り組みやすいと説明がありました。そして違法・有害情報は,警察庁が民間委託しているインターネット・ホットラインセンター(IHC) へ通報,緊急性のある案件に関しては110番通報するように指導されました。つまり活動に当たっては,自分で解決しようなどと「無理をしない」こと,「安全を第一」に考えて専門機関に繋ぐように,防犯ボランティア活動の心得を伝授されました。

今年の6月には府中青年会議所と共同で、小学生高学年と中学生を対象にSNSを安全に利用するための教育活動を行うことが決まっていて,3月からサイバー犯罪対策課の協力も得て準備を進めています。その状況もまたお伝えしたいと思います。

このように,ゼミの授業で現場の最前線で活躍されている警察官から指導を受けられることは,警察官や科学捜査研究所研究員を目指しているゼミ生にとって非常に有意義な時間となりました。過去には,少年鑑別所長,刑務支所長,警察署長,科学警察研究所及び科学捜査研究所研究員,少年サポートセンター長,少年育成官もゼミで話をして下さっており,院生・学生には貴重な経験となっています。

最後に若林警視,平教授,皿谷助手とともに,今回委嘱状を受け取った8名で記念撮影を行いました。平教授が科学捜査研究所勤務時に若林警視とともに犯罪捜査の最前線で仕事をしていたこともあり,このような機会に恵まれました。

 

学長から一言:いかにも現代的な、現代社会を反映したボランティアですね。。。社会や個人の暗い深淵も覗くこともあるでしょうが、ムリをしないでがんばりましょう。。。世のため人のためだけでなく、学生の皆さんの成長にも役立つことでしょう。。。がんばって!!!