サッカー部の的場コーチがS級コーチライセンスを取得!

サッカー部の的場コーチがS級コーチライセンスを取得!

S級ライセンスとは、日本サッカー協会公認ライセンスの最高位であり、非常に厳しい選考基準をクリアした人物のみに与えられるものです。

学長室ブログメンバーのmiuraがお伝えします。

学長室で報告を行った的場コーチ

ここで少し、的場コーチについて紹介します。

的場コーチは、本学経済学部国際経済学科を2001年度に卒業し、水戸ホーリーホックで活躍していた元Jリーガーの卒業生です。2005年から本学のサッカー部のコーチを務めており、過去にはその指導力の高さから、U-19全日本大学選抜コーチ、DENSOカップ(中国・四国大学選抜)監督・コーチ、広島県成年国体選抜監督・コーチ等も歴任しています。また現在では、2019年7月に開催される第30回ユニバーシアード競技大会(イタリア・ナポリ)に向けた日本代表コーチとしての活動も行っています。

的場コーチが取得したJFA公認ライセンスとは、日本サッカー協会(JFA)が定める指導免許であり、中でもS級ライセンスは日本代表やJリーグの監督を務めるためには必須の資格だそうです。

数あるライセンスの中でも最高位であるS級ライセンスを受ける資格があるのは、A級ライセンス講習会の成績優秀者で、かつ日本サッカー界において優れた実績を持つ人物に限られており、非常に取得の困難なものです。

つまりこのS級ライセンスの取得者は、サッカー指導者として非常に優れた能力と実績を備えていると認められた人物ということですね!(JFA公認指導者ライセンス制度に関する詳細はこちら

 

認定通知書

 

ここで、的場コーチからS級ライセンス取得についてお話していただきます。

的場コーチからのコメント

この度(2018年3月)日本サッカー協会において、JFA公認S級コーチとして認定されました。

そこではじめに、個人的なライセンス取得に対し、このように大学として取り上げていただくことを光栄に思います。それからこの度のライセンス取得に際して、極めて強力なバックアップ体制を整えていただいた福山大学の皆様に感謝申し上げます。

このライセンスを取得するためには非常に多くの時間を費やす必要があります。2016年12月に行われた受講者を決定するためのトライアルを皮切りに、受講決定後は、前期6週・中期7週・後期2週・インターンシップ3週間(Jリーグクラブ1週間・海外プロクラブ2週間)と、トータル18週のプログラムが設けられています。最終試験は2017年12月に行われ、認定されたのが2018年3月だったので延べ1年以上かかるライセンス取得となりました。

このチャレンジのきっかけとしては、ここ数年自分自身の伸び悩みのような感覚が頭をよぎるようになり、何らかの形でステップアップする必要があると考えていました。このような日常を送るなか、私のこの考えを知っているかのようにベストなタイミングで清水理事長並びに鈴木サッカー部長と吉田監督より背中を押していただきトライアルを受ける運びとなりました。トライアル後なんとか受講が決定し、講習会がはじまると学びを求めてどんどんのめり込んでいきました。ライセンス取得前後の比較としては分析能力の向上が第一に挙げられ、それにより選手への落とし込み作業は格段に進歩したのではないかと感じています。(この感覚が確信に変わるのは結果を伴う必要があるので、今シーズン終了後に明確になるのかなと。)

自分自身を語る上でこのお二方に触れないわけにはいかないのですが、私は福山大学に入学し鈴木サッカー部長と吉田監督との出会いがあり、学生として・サッカー選手として育てていただき、現役引退後も社会人として・指導者として育てていただきました。現在のステージまで辿り着けたのは福山大学にお世話になり、このお二方の影響を深く受けたからです。

この度のライセンス取得に際し多くの犠牲を払った部分もありますが、そのおかげで“一生の学び”を得ることができました。この学びを活用し、まずは福山大学の未来のために自分にしか出来ない仕事を進めていきます。そして福山大学学友会サッカー部の目標達成に向かってベストを尽くし、タイトル獲得と学生の質向上の両立を加速させます。

福山大学の教職員・学生・恩師・仲間・家族など自分の周りには応援してくれる大切な方々がたくさんいます。このような方々を笑顔にできるよう、自分のフィルターを通して自分にしか出来ないことを表現していき、想像を超えるニュースをお届けできればと考えます。

そしてサッカー界においてこれからはより一層観られる立場になるという自覚を持ち、改めて自身の行動を見つめ直す必要があります。そしてライセンス取得が最終目的ではなく通過点として、これからも更に学びを深めていきます。

最後に、福山大学の教職員・サッカー部の学生・家族には長期間留守にしてしまい、負担と迷惑を掛けてしまいました。しかし常に応援し支えてくれたおかげでこの度の認定まで辿り着くことができました。改めまして感謝いたします。

 

【指導実践】 テーマに迫りながらトレーニングを通じて改善していく。 “中盤でボールを奪う守備に対する攻撃の改善”

【ディスカッション】 指導実践後、改めて自分の狙い等を受講生やインストラクターに説明し、このセッションを振り返る。ディスカッションの中で厳しい意見が飛び交い、学びが非常に深まる。

 

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本学のサッカー部は過去に幾度も全国大会に出場しており、昨年度はインカレや第1回全日本大学サッカー新人戦に出場するなど優秀な成績を残してきました。

今回のライセンス取得の一報からは、選手である学生達が日々鍛錬や努力をするのと同じように、指導者である的場コーチも常に学び、努力し、チーム一丸となって成長し続けるサッカー部の姿が窺えますね。本学サッカー部の、強さの秘訣が垣間見えたような気がします。

今後の活躍を楽しみにしています!

 

学長から一言:これで本学のサッカー部が一段と力を付けることを期待しています。。。全国大会に出場して、全国を相手にこれまで以上にしっかり戦えるように。。。的場コーチの厳しい学びの姿勢が、きっと学生達にも良い影響を与えるでしょう!!!