【福山大学】松浦前副学長 天職を語る!

【福山大学】松浦前副学長 天職を語る!

2019年度の第3回教養講座が、10月24日(木)の2限目に大学会館の大ホールで開催されました。今回の講師は、本学名誉教授、そして前副学長で、現在は学長顧問の松浦史登氏でした。1年生を中心とする学生に交じって多くの教員も聴講し、約1,500人収容の大ホールがほぼ満席となりました。

講演会に先立ち、大塚豊副学長から松浦学長顧問のプロフィール紹介がありました。「全学のICT設備の整備、共同利用センターの大型研究機器の整備、福山大学ブランディング研究の推進、未来創造館の構想立案など、大学運営に辣腕を振るった松浦先生ですが、今回の講演のテーマである『第三の生命の鎖、糖鎖への誘い~糖鎖が関係する身近な事例から~』からもわかるように、本当は生化学者だったのです。」という大塚副学長の紹介に照れながら「こんにちは!」という元気いっぱいの挨拶で講演が始まりました。ABO式血液型の違いが糖鎖の構造の違いであることや、インフルエンザウィルスの感染に糖鎖が重要な働きをしていることなどをわかりやすく解説していただきました。

講義の内容については、生命工学部ブログでも紹介されています。

講演の後半は、松浦学長顧問が福山大学に着任された昭和48年当時から本学の発展を振り返りながら、ご自身の研究の変遷を教えていただきました。「今日の福山大学の恵まれた研究環境に至るまでの苦労が楽しかったですね!」と回顧されていました。松浦氏にとって、生化学と大学運営は区別する必要のない仕事で“天職”のようです。

講演中の松浦氏は少し緊張された様子でした。しかし、講演終了後の松田学長と大塚副学長との記念撮影後は、ホッと安堵されていました。37年にわたって福山大学の発展にご尽力をいただき、大変ありがとうございました。(報告は山本生命工学部長、投稿は生物工学科の学長室ブログ担当の佐藤でした)

 

 

学長から一言:私の人生で4度目のそして最後の職場が福山大学ですが、ここで松浦史登氏に出会えたことは、素晴らしい幸運でした!!!強固な意志と信念、そして行動力。。。今日の講演からも、控え目に話されながらも、にじみ出ていましたねッ!!!少々難しい内容のところもかなりありましたが、1500人の大ホールからは私語一つきこえず。。。学生達も圧倒されていました!ありがとうございました!