福山大学×サンフレッチェ広島 教育提携講座開講!

福山大学×サンフレッチェ広島 教育提携講座開講!

 経済学科では「スポーツマネジメント論」をサンフレッチェ広島と提携し、平成29年度より開講しています。また、サンフレッチェ広島の他にも、広島東洋カープ、パシフィックリーグマーケティング、データスタジアム、日本スポーツツーリズム推進機構などのスポーツマネジメント/スポーツビジネス界において日本を牽引しているプロスポーツチームや法人からも講師を招聘しています。

今年度第1回目のスポーツマネジメント論が4月10日に開講されましたので、その様子を経済学科ブログメンバーの野田がお伝えします。

第1回目の講師は森脇豊一郎氏(サンフレッチェ広島)でした。

第1回講師 サンフレッチェ広島 森脇豊一郎氏

森脇氏はJICA日系社会青年ボランティアとして2年間ブラジルの日本語学校で体育教師として活動された後、サンフレッチェ広島に入社されました。イベントや集客企画の立案、実施、広報活動といった企画広報業務に約10年間携わられ、現在は法人営業をご担当されています。

講義は、Jリーグのクラブライセンス制度についての説明やサンフレッチェ広島の経営上の課題と現状などのトピックから始まりました。

次に、スタジアムにどのような都市機能を持たせるか、といったスタジアムとまちづくりについての解説や、スタジアムをサンフレッチェ広島などのプロスポーツチームと他のスポーツ・アミューズメント産業などがどのように共有し、活用できるのかといった多機能複合型施設やボールパーク構想についての講義が、海外の事例や貴重な最新データが紹介されながら行われました。

講義はサンフレッチェ広島の貴重な最新データに基づいて行われました

講義に続いては、サッカーの試合日以外にスタジアムをどう使うか、どうしたらサッカーファン以外の人々にスタジアムに足を運んでもらえるか、といった課題について学生がグループワークを行い、グループごとに発表を行いました。

グループワークの様子

グループの意見をまとめ代表者が発表しました

以上で第1回スポーツマネジメント論は終了しました。学生にとっても大変有意義な時間になったと思います。

最後に、本講義の企画・担当者である本学の吉田卓史准教授に授業のねらいや特徴についてインタビューしましたのでご紹介します。

スポーツマネジメント論 企画・講義担当 吉田卓史准教授

本講義のねらいは?

吉田「本学のスポーツマネジメントコースに所属する学生の多くは将来スポーツ関係の仕事に就きたいと思っています。しかしその学生の多くは実際にどんな仕事があるのかイメージができていないようです。通常の講義の中ではスポーツマネジメントやスポーツ経済について教科書的な内容を学んでいますが、この『スポーツマネジメント論』では、実際のスポーツマネジメントやスポーツビジネスの現場の生の声を学生たちに届けたいと思っています。スポーツを媒介にしてマネジメントの本質を学んでもらうことを期待しています。」

本講義の特徴やアピールポイントは?

吉田「プロ選手、指導者、マスコミ、地域活性化、イベントプランナー、スポーツメーカーなど多種多様な講師陣による本物のスポーツマネジメントに関する話を聞くことができます。カープの関係者に直接話をしてもらえるのは全国でも本講義だけです!また、本講義はサンフレッチェ広島の全面的なバックアップによって開講されています。ご協力に感謝するとともに、この貴重な学びの場を多くの学生に体験してもらえればと思います。」

 

本学のスポーツマネジメント論はスポーツマネジメント/スポーツビジネス最前線の生の声を直接聞くことができる科目であり、経済学科スポーツマネジメントコースを代表する科目です。今後も元プロ選手や関係者など多くの講師にご登壇いただく予定です。学生のみなさんにはこのチャンスを活かし、多くを学んでもらいたいと思います。

 

学長から一言:本学の経済学科の特徴の一つは、スポーツマネジメントコースがあることであり、このコースの授業内容の深さと多彩さです。。。理論と実践が絶妙なミックスを見せますので、今後をご期待ください!